清隆くんのお宅訪問 坂柳編
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それこそお互い様だろ?……強いて言うならお前に退学して欲しくないだけだ。」
坂柳「ふぇっ……////////////?」
い、いきなり何を言い出すのですか//////
これは夢でしょうか……
ただで勝負を受けてくれるなんて………
いえいえ……そんなはずは………
綾小路「……そんなに信用出来ないなら書面でもするか?」
坂柳「あ、あの、退学して欲しくないというのは……その……どういうことですか//////?」
綾小路「……正直に言えば俺のためだ。さっきも言ったがな。お前が仮に勝負に負けたとして退学した場合、橋本や真澄たちが真っ先に俺を疑う可能性が高い……そうなると面倒なんだ。俺は平穏に過ごしたいんでな。」
坂柳「……なるほど。ですが……私が退学した場合Aクラスの損害は大きいと思います。そちらの方が貴方にとっては都合が良いのでは?」
綾小路「まぁ、確かにAクラスとの差を埋められる処かAクラスまで上がるのは簡単だろうな……。だが……単純に利益不利益無しに有栖と勝負してみたくなった……。それだけだ。」
彼の心境の変化は分かりませんが………
私のためでは無く、あくまで自分のため……そういうことですね。
ふふふ♪貴方という人は本当に面白い方ですね♪
坂柳「ふふふ♪いいでしょう♪そんなに私に退学して欲しくないのなら取り下げても構いませんわ。」
綾小路「……随分上から目線だな?まぁ、いい……そろそろ時間も遅いから俺は帰るぞ?」
彼は立ち上がってティーカップを律儀にキッチンに下げてから、こちらを向いて……
綾小路「紅茶ご馳走さま。旨かったぞ?」
坂柳「それは良かったです♪……お見送り致しますわ♪」
綾小路「いや、別に大丈夫なんだが……」
坂柳「駄目ですわ♪お客様をきちんとお見送りするのが礼儀というものですから♪」
彼は多分……私の身体を気遣ったのでしょうね……
そういう方ですから//////♪
本当に貴方という人はどこまで私の心を掻き乱すのでしょうね//////♪
そんなことを思いながらもう彼は靴を履き終えておりました………
綾小路「じゃあな、有栖。」
坂柳「はい……。ではまた学校でお会いしましょうね。」
少し寂しいものですね……
もう少し長くこの時間を味わいたかったものです……
すると……
彼はドアを開けようとするのを止めて、私の方を振り向きました……
どうしたのでしょうか……?
綾小路「……そう言えば有栖が負けた時の条件を言ってなかったな。そうだな……俺の溜まった愚痴を1日聞いて貰おうか。」
坂柳「ふ
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