清隆くんのお宅訪問 坂柳編
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いつもの私らしくない声が出てしまいましたわ………恥ずかしい//////
彼はこちらを見ながら……
綾小路「思考回路も頭の回転の早さも自分の能力を何一つ疑ってないところが……ってことだ。……そんなに驚くことか?」
坂柳「そ、そういうことですか……//////確かにそうですね……」
綾小路「そう考えるとお互いに似た者同士なのかもな。いや……これは有栖に失礼だな、すまん。」
坂柳「そんなことありませんよ?とても嬉しいですわ//////♪」
綾小路「そうか?それならいいんだがな……。」
坂柳「はい//////♪似た者同士の私と貴方との勝負が楽しみです。勿論、勝つのは私ですから。そうじゃないと……」
綾小路「どうした?」
坂柳「いえ……なんでもありませんわ…」
私は勝たないと貴方とこうして過ごせなくなってしまうかもしれない……そう考えてしまっただけ……ですわ……
ふふ♪私としたことが……らしくないですね……
私は全力で貴方と戦いたいという気持ちは大きいのに……
負けるつもりは毛頭ないのに……
貴方と対峙するときの私はきっと、『楽しみ』という感情が勝るのは間違いありませんのに……
それでも………
綾小路「……勝たないと自分が退学になるからか?」
坂柳「!!!」
綾小路「今日の有栖はらしくないな…?」
坂柳「さぁ♪どうでしょうね?」
今日の私はそんなに解りやすいでしょうか?
それはきっと全部貴方のせいですね………
綾小路「有栖。俺からも提案したいんだが……いいか?」
坂柳「提案ですか……?それは何でしょう?まさか……今更勝負をして頂けないというのは無しですからね?」
綾小路「安心しろ……勝負は受けてやる。俺の提案は負けたら退学するっていう話しはチャラにしてやる……ってことだ。」
坂柳「!!!。」
これには流石の私も驚きました……
何故そんなことを仰るんでしょうか……?
そうでもしないと貴方は勝負を受けてくれないから私の進退を賭けてるというのに……
それを今更チャラ………?
それこそ裏があると思いますが、まずは…
坂柳「……自分が勝つことに自信があるだけならまだしも私に情けをかけたいということなら……返答次第ではいくら貴方でも許しませんよ?」
私は怒りを含ませながら、彼に問いました。
綾小路「確かにお前には負けるつもりはないが……。俺が勝負を受けるだけで良いなら、お前が退学を賭ける必要は無いだろ?」
坂柳「……どういう風の吹きまわしですか?貴方はもっと容赦のない性格だと思いますが……?」
綾小路「
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