清隆くんのお宅訪問
清隆くんのお宅訪問 軽井沢編
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ねー。あたしも大体分かったけど……」
綾小路「……けど?」
軽井沢「ってことは……清隆が自分自身であたしのこと好きだって流したのよね……//////?」
綾小路「ああ、そうだ。そうすれば、恵と一緒に居た所を見られたとしてもその噂で説明出来る上に被害を受けるのは俺自身だけだしな……いい案だろ?」
軽井沢「いい案だろ?……じゃないわよーーーー//////!!!こっちがどれだけ……」
綾小路「何だ?クラスの奴等に冷やかされでもしたのか?安心しろ。人の噂も75日だからな。」
軽井沢「もう!!!バカーーー!!!知らない//////」
その噂にまんまと踊らされた、あたしは恥ずかしくなって清隆に見られないようにそっぽを向いた//////
もう!こっちの身にもなりなさいよ!!!
乙女心を弄んでおいてーーー//////!!!
清隆のバーーカ//////
心の中で悪態を散々ついてたら、清隆が話し掛けてきた。
綾小路「何に対して怒ってるのか分からないが………これで機嫌直してくれ。」
清隆があたしに渡したのはずっと気になっていた小さな紙袋だった。
軽井沢「……これは?」
綾小路「開けてみろ。」
元々不貞腐れてたあたしは半ばイライラしながら、開けていった。
すると驚くものが………
軽井沢「……!!!!!」
これって……
綾小路「誕生日おめでとう。恵」
紙袋の中に入っていたのは誕生日ケーキとプレゼントだった……
軽井沢「えーーー////////////!!!!!な、何であたしの誕生日知って……?いやいやま、ま、待ってどういうことなのよ//////?清隆ーーー!」
綾小路「何も驚くことしてないだろ?祝って貰ったら祝い返すのが礼儀だ。」
軽井沢「あ、あたしは清隆の誕生日祝ってなんか………あ……!!!もしかして誕生日スタンプのこと?」
綾小路「そうだ。俺はお前に履歴を消せと散々言っておきながら、俺の誕生日を祝ってくれたスタンプを消せないでいたんだ……。」
そう言いながら、清隆はあたしの贈ったスタンプを律儀に見せてきた。
軽井沢「……そ、そうだったの//////?」
綾小路「………ああ。誰かに祝って貰えたのは生まれて初めてだったからな……。」
清隆はいつもの無表情で言ったんだけど……
何だか冷たい哀しそうな目をしている気がした………
軽井沢「……そうだったんだ。……で、でもあたしはこんな風に誕生日祝った訳じゃないし……」
綾小路「他人から見れば、たかが誕生日スタンプで大したことじゃないかも知れない……それでも、俺は嬉しかった。」
軽井沢「………////////////
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