第六十八話 午前と午後でその十三
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「いるんだよ、ナチスやソ連以上におかしな国でも」
「いいって言う人もいますね」
「あんな国は何時の誰が見てもね」
「おかしいですよね」
「洗脳されてないか相当馬鹿でもないと」
「おかしいと思いますね」
「確信してね、ただああした国は何時誰が見てもおかしい」
また言うのだった。
「絶対におかしな存在もね」
「世の中あるんですね」
「そうだよ、その時代その国の常識があっても」
殆どの常識はそれぞれで変わるがというのだ。
「世襲制の共産主義で究極の独裁国家で国民は餓えていえ将軍様の贅沢と軍隊ばかりに力を入れる」
「内政は全然で」
「そんな状態をおかしいと思わなかったら」
「何時でも何処でもおかしいですね」
「共産主義と言ったけれど共産主義でもないしね」
北朝鮮。はというのだ。
「世襲制っていう時点で」
「共産主義世襲否定ますしね」
「だからね」
まさにその為にというのだ。
「あの国はね」
「共産主義でもないですね」
「本当にスターリンですらしなかったよ」
身内でも粛清された者もいるし息子達もそれなりの立場には就けられたが厚遇されたとは言えなかった。
「しかも超能力とか妖術使えるとか」
「漫画みたいですね」
「もう週刊少年漫画雑誌のキャラみたいな」
そこまでというのだ。
「おかしな設定も付け加えてね」
「ワープ出来るんですよね、確か」
「縮地法って言ってね」
このことは北朝鮮側が実際に言っていることだ。
「最初の首領様が使えたそうだよ」
「アニメか特撮みたいですね」
「天気を変えたとかね」
「もう無茶苦茶ですね」
「そんなこと普通に言うから」
だからだというのだ。
「あの国はもうね」
「共産主義ですらないですか」
「スターリンは神格化されてもこんなこと全く言わなかったから」
超能力を使えただのだ。
「ヒトラーは超常レベルでおかしなことが出来たって話もあるけれどね」
「オカルトにも通じていたんですよね、あの人」
「だからね」
その為にというのだ。
「そうした話もあるけれど」
「そのヒトラーもね」
具体的に言うと何者かの声が聞けたという噂もありそうでなくとも異常に勘がよく多くの危機をかわしてきた彼でもというのだ。
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