第五百十話 和歌山のデザートその六
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「もうな」
「プリパラタウンでもだな」
「あそこで何かしてもな」
「潰すか」
「ああ、大迷惑かけるぜ」
「それではです」
クローディアはここまで聞いて述べた、浴衣を着ているが胸が大きく雰囲気もあって微妙に似合っていない。
「この方はこうして」
「ああ、さっき話した通りにな」
「ずっとですね」
「寝てもらうのがな」
それがというのだ。
「いびき五月蠅えけどな」
「いいのですね」
「それが一番ましなんだよ」
「何処まで使えねえんだ」
エクボも呆れた目である。
「このおっさんは」
「とことんまでだよ」
ユルセンは即座に答えた。
「すげえだろ」
「ある意味でな」
「あんたも結構やるけれどな」
「そうか?」
「ああ、いい方向に向かえばな」
それならというのだ。
「だからもう悪いことはするなよ」
「そうするな、茂夫達と一緒にいてな」
「楽しくやっていくな」
「そうするな、しかしおっさんはか」
「ああ、もうな」
それこそというのだ。
「動くだけでな」
「迷惑が起こるんだな」
「そうなるからな」
だからだというのだ。
「こうしてだよ」
「寝てもらうのが一番なんだな」
「飯食って酒飲んでな」
そのうえでというのだ。
「いつも大飯と大酒だけれどな」
「お陰で食費と酒代アラン達に出してもらってるんだ」
天空寺はこのことを話した。
「元々そちらの人だし」
「これ位何でもない」
アランは素っ気なく答えた。
「お金のことは心配するな」
「それは有り難いけれど」
天空寺はアランに話した。
「実際になんだ」
「飲んで食べるか」
「毎日ね、朝昼晩沢山食べて」
それにというのだ。
「おやつも食べて毎晩物凄く飲むから」
「何ですかその役立たずは」
思わず呆れたのはロスヴァイセだった。
「そう言いたくなりました」
「あの、それは私が言った方が」
夏目がロスヴァイセに突っ込みを入れた。
「魂としては」
「すいません、つい」
「いえ、別にいいです。ただ」
夏目も仙人を見て言った。
「この人って本当に」
「そうですよね」
「酷いですね」
「あまりにも」
「ここまで役立たずでいいのか」
叡山も呆れた顔で言った。
「俺もここまで酷くねえぞ」
「あんたまだ裏の人表に引き上げたりしてるしね」
エクレールが言った、蜜柑を美味そうに食べつつそうした。
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