第五百十話 和歌山のデザートその五
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「プリパラタウンがどれだけ発展していたか」
「わからないのね」
「はい、ただです」
「ただ?」
「765プロの社長さんもですが」
今も顔は見えない彼を見つつ話した、この社長は何がどうあっても顔は見えずそれはこの時もであった。
「お金の方はです」
「そういえばお金はね」
「いつもですね」
「私は持っていないわ」
「そうですね」
「お金はなくても」
それでもというのだ。
「お仕事はね」
「持って来てこられますね」
「それはね」
「そしてちゃんとアイドルの娘達を育てられますね」
「少なくとも確実に売れる娘達を揃えてるわ」
WUGの七人を見つつ答えた。
「そうしているわ」
「ですから」
「私はなのね」
「プリパラタウンにおられれば」
その時はというのだ。
「必ずです」
「凄いことをしていたのね」
「そう確信しています」
「そうですね」
らぁらもそれはと頷いた。
「社長さん凄いですから」
「はい、私もそう思います」
めが姉ぇも言ってきた。
「これが仙人さんだと潰れますが」
「おう、おっさん寝てるぜ」
ユルセンが言ってきた。
「もうな」
「あれっ、さっきまで起きておられたのに」
「それがだよ」
ユルセンはさらに話した。
「誰よりも飲んで食ってな」
「そうしてですか」
「さっき酔い潰れてな」
そうなってというのだ。
「寝てるぜ」
「そうですか」
「だから好き放題言っていいぜ」
「幾ら言ってもですね」
「聞こえねえからな」
「まあ普段から言ってるけれどね」
「この人についてはね」
シブヤとナリタはその酔い潰れて五月蠅いいびきを出している仙人を見て話した、仰向けに寝てそうしている。
「もうね」
「いつも言ってるよね」
「本人の前でね」
「何かとね」
「というか」
有里も仙人を見て言う。
「この人は何か出来るのか」
「迷惑をかけることは出来るぜ」
「それだけか」
「ああ、もう動いたらな」
「その時点でか」
「迷惑かけまくるぜ」
それが出来るというのだ。
「色々とな」
「そうなのか」
「それで動かないとな」
その場合はというと。
「この通りだよ」
「貪ってか」
「寝るんだよ」
「そうなのだな」
「それでこのおっさんだとな」
ユルセンはさらに言った。
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