綾小路くんはモテモテなのに鈍感過ぎる件。
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たちは星之宮先生の女の
魅力とは何なのかという話しを熱心に聞いていた。
あんまり、この人の話しは宛にしない方が良いと思うがな……
つまり、今の状況下ならば、俺に話しかけて来て、歌わせようと強制してくることは無いという事だ。
案外、それは星之宮先生の宛にならないかもしれない話しのおかげかも知れないな…
絶対に本人には言わないがな…。
綾小路「まぁ、今日は無理に歌わす気配も無いから大丈夫か……」
茶柱「綾小路。お前は、いつ歌うんだ?」
隣で、ずっと静観していた、茶柱先生が俺に話しかけてきた。
綾小路「俺は歌うつもりはありませんよ。茶柱先生。」
茶柱「そうはさせないぞ?綾小路。お前には是非、歌ってもらわないとな?」
綾小路「その必要はありません。現に、帆波や恵たちが楽しそうに歌っていますし、歌っていない有栖たちは星之宮先生の話しを聞いてますからね。俺の出る幕では無いですよ。」
茶柱「帆波や有栖……か。随分とここにいる他クラスの女子と仲良くなったようだな?もうすぐ、特別試験が近いという事を分かっているのか?」
何故か茶柱先生は怒ってるように感じた…
他クラスである有栖たちと一緒に居るのが気に食わないって感じか?
まぁ、俺もこの日常は悪くないとは思っているが、全てを信用している訳ではない。
現に、今も、より注意深く周りを観察しているしな……
まぁ、その辺りは俺の動画が出回ってしまったことが大いに関係しているがな。
有栖たちはこのメンバーで居るときにそれぞれ探りを入れて来たことは一度も無い。
それが、このメンバーと過ごすための暗黙の了解になったからな。
まぁ、それを茶柱先生に話した所で俺の言葉を信用しないだろう……ここは、
綾小路「そういう訳ではありませんよ。それに今は試験でもないですし。放課後に俺が誰と過ごそうと関係ないですよね?」
茶柱「それは確かにそうだが……」
綾小路「安心して下さい!別にクラスを危機に脅かすことはしないですから。」
茶柱「……どうだかな。ここで、お前が私のために歌ってくれたら信じてやってもいいが?」
少し茶化すように俺に言ってきた。
俺の歌声なんか聴いてどうするんだこの人…
綾小路「それは推奨出来ませんね。」
茶柱「そうか?お前はそう思っていても、周りが許してくれそうにないな……?」
周り?今は皆、それぞれ夢中な筈だが
そう言えば、さっきから静かだな……
ふと、見渡すと……
全員が俺の事を見ていた。
この状況はまさか……
綾小路「悪いが、今日は絶対に歌わないぞ……?それぞれで、楽しんでくれ。」
俺は精一杯、
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