綾小路くんはモテモテなのに鈍感過ぎる件。
[8/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ー。パーティールーム13名でご予約の綾小路さまですね?お待ちしておりました。こちらへどうぞ。』
俺の名前で予約したのはともかく、流石は平田だ。おかげで前回よりスムーズに事が運びそうだ……
店員に案内され、皆が部屋に入っていく様子を見ながら、そう思っていると、ふと違和感が……
ん?待てよ?
13名?
元々、俺達は12人で行動していて茶柱先生達二人を加えたら、14人の筈だが……
そう言えば、平田の姿が見えないが……
まさか……
そう思っていると平田からチャットが来ていた。
『僕は用事を思い出したから、ここで抜けるね!頑張ってね〜綾小路くん?(^-^)v」
綾小路「……あいつ」
最初から、このつもりだったな……
この笑顔付きの絵文字がなお、腹立つ…!
後ろを振り返れば、もう全員部屋に入っており、残っているのは先生達二人だけだった。
星之宮「どうかしたの〜綾小路くん?早く部屋に入って歌うわよ〜〜♪」
茶柱「……早く入るぞ。綾小路」
星之宮先生に背中をぐいぐい押されながら、部屋に入れられた……
平田……覚えておけよ……。
〜♪〜♪〜♪
俺は以前と変わらず、奥の席に着いてドリンクバーで持ってきたオレンジジュースを飲んで、女性陣の歌声を聴いていた。
デュエットが上手い櫛…桔梗と帆波が元気系アイドルのように周りを引っ張り、
波瑠加と愛里と椎…ひよりが続いて仲良く曲を選んで、歌っていた。
恵と佐…麻耶とJ-POPのアップテンポの難しい曲を歌って盛り上げて、
次は意外にも堀…鈴音と有栖がデュエットをして、まるで、清楚系アイドルのように歌声で圧巻していた。
星之宮先生は凄い勢いで子どものように、はしゃいでいた……。
茶柱先生と神…真澄は俺と一緒でドリンクを飲みながら、皆の歌を聴いていた。
そして、俺はある人物を観察しながら警戒していたら、
神室「……じろじろこっち観ないでくれる?この変態男。」
変態男とは酷い言い草だな……。
警戒するのは当然だろう……。
お前が動画を録ったおかげで、今どんな酷い目に遭ってることか…。
俺は、楽しんでる周りに聞こえないように静かに真澄に言った……
綾小路「あのな……その言い草は酷いだろ?お前には一度痛い目に遭ったからな。警戒するのは当然だ。」
神室「あれは、坂柳の命令だったんだから文句を言うなら、そっちに言いなさいよ」
綾小路「だとしてもだ。お前のおかげで、俺の生活が脅かされてるのは事実だろ?だが、もう俺はお前に対して、油断はしないからな。」
あの時は精神的な大ダメージのせいで、一瞬油断
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ