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まともに相手にしてもらえなくて・・ おまけにブスといわれて
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だけど、今年はコロナの影響でどこも満足に練習出来てないから、苦しいよね」
次の試合はグラウンドを移動して見ていたけど、やっぱり、大阪代表というのが勝ったみたいだった。
「紗奈 もう、飽きただろう? 寒いし、もう帰ろうか?」
「ううん 飽きてないよ 面白くなってきた。 だけど、充君がよかったら、一緒に行きたいとこあんねん」
「うん 俺はいいよ どこ?」
「天神さん! 勉強の神さん 一緒にお参りしょー 大学受かるように」
「そーかー 天満だなー じゃぁ いくかー でも、遅くなるぞー」
「うん お母さんがね 晩御飯も一緒に食べといでって言ってた お母さんたちも初詣に行くから、帰り遅いんだってー」
私達は、地下鉄に乗り換えながら、少し、歩いて、大阪天満宮を目指した。私は、もう完全に充君の腕を掴まえて手を握り締めていた。そして、合格のお願いをして、私は、二人のお守りを見つけた。お揃いのミサンガ守り。少し、躊躇している充君だったけど、無理やり身につけることにしたのだ。
「ねぇ 充君 ウチ お好み焼き食べたい」
「えー ・・・ いいけどー」
「じゃぁー そーしよー 恋人同士みたいにね」
「・・・・」
大川まで来た時、私はミサンガを付けた左手を振り上げたりして、ルンルンと歩き出した。
「紗奈 かっこ悪いからやめろよー みんな振り返ってみてる でなくても、今日のお前 目立つんだからー」
「そう だって うれしいんだものー 目立つ?」
「あぁ 見た目 可愛い」
私は、もう一度充君の腕に絡みついていった。
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