第三章
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「そうだな、この干し柿は鶴の柿だ」
「全く以てそうよね」
かのも笑顔で頷いた、二人と一緒に干し柿を食べている息子はもう種で喉を詰まらせることはなく心配なくその甘さを楽しんでいた。
いまもこの八代では干し柿を鶴柿と呼ぶという、全てはこの話からのことだ。この地の干し柿に種がないのは鶴とその鶴に柿をあげた彼のお陰である。
鶴柿 完
2022・2・14
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