暁 〜小説投稿サイト〜
ハッピークローバー
第三十六話 二度目の合コンその九

[8]前話 [2]次話
「烏賊も海老も入れないとね」
「あれっ、高津さん烏賊とか好きなんだ」
「海の幸大好きなの」
「そうなの、お魚も好きで」
 古田に話した。
「それでね」
「烏賊とか海老もなんだ」
「好きでね」
 それでというのだ。
「八宝菜にもよ」
「そういうの入れてたらなんだ」
「かなりいいわ」
「そうなんだね、高津さんは」
「蛸も好きだし」
「蛸もなんだ」
「たこ焼きも好きで」
 この食べものもというのだ。
「明石焼きもね」
「好きなんだ」
「どっちも好きよ」
 言いつつそのたこ焼きを食べる、たこ焼きを食べてそのうえでコーラサワーを飲んでそれからまた言った。
「それで今もよ」
「たこ焼きを食べてるんだ」
「そうなの」
 まさにというのだ。
「やっぱり蛸いいわね」
「俺もそう思うよ、大阪にいたら」
 古田は自分達がいる場所のことを話した。
「やっぱりたこ焼きだよね」
「そうよね」
「それでお好み焼きもだね」
「海老玉とあ烏賊玉とかね」
「そういうのが好きなんだね」
「そうなのよ、大好きなのよ」 
 自分と同じたこ焼きを食べている古田に答えた。
「海の幸が本当に好きだから」
「それでなんだね」
「これからも食べたいわ」
「そうなんだ」
「それが日本以外の国だと」
 理虹はこうも言った。
「蛸ってあまり食べないのよね」
「たこ焼きだってね」
「美味しいのに」
 少し残念そうに話した。
「残念ね、お寿司にしても酢だこにしてもいいのに」
「おでんに入れたりしてもね」
 一華はここでこう言った。
「いいのよね」
「ああ、おでんの蛸だね」
 達川は一華に応えた。
「あるよね」
「そうよね、理虹が蛸を言ったけれど」
「米田さんも好きなんだ」
「ジャガイモに薩摩芋にね」
「お芋が好きで」
「カボチャも好きで」
 これもというのだ。
「蒟蒻もでね」
「それもなんだ」
「それで蛸もね」
「好きなんだ」
「何でも女の人の好きなものはね」
 一華は達川にやや考える顔になって話した。
「大抵好きみたいなの、私」
「そうなんだ」
「お芝居も好きだしね」
 こちらもというのだ。
「母方のお祖母ちゃんが言うには」
「女の人の好きなものはなんだ」
「好きらしいのよ」
「女の人ってそうしたものが好きなんだ」
「ええ、それでお蕎麦やおうどんも」
 今は焼きそばを食べているがそうした麺の話をした、言うまでもなくどちらも日本古来の麺類である。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ