235 杉山の動向と敵の姿
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ンもさぞお喜びになるだろうな。ところで杖の所有者という小娘達が奪い返しに来るという話だが、迎撃をしておかないとな」
「それについてはアルフレートお兄様が向かっておりますわ」
「そうか、アルフレートはいい戦果を出しているからな。アドルフとかいう男と共に東部の龍の湖の制圧をし、この地を広げる為にも邪魔をしようとする信玄とかいう人間を葬っているからな。ルイーズ、お前も自分の姉上達とこの館の周囲を保護するのだぞ」
「はい、お母様」
その時、一人の男性が入って来た。
「ヴィクトリア」
「貴方・・・。雷の山が奪われてしまったとな」
「ああ、アリスもヘレナもコテンパンにされてしまった」
「まだ機会はあるわよ。杖を奪い返そうとする連中をまずぶちのめしましょう」
「ああ、そうだな」
その女帝は杖を見る。
(はて、聞いた話ではこの持ち主はおっちょこちょいだとか・・・。簡単に取り返せるのかしらね?)
かよ子は食事を終えると寝る暇もなく羽根を飛ばした。
(この西の方に私の杖があるんだね・・・!)
かよ子は長山にまた連絡を試みる。
「長山君、私だよ、山田かよ子だよ」
『山田、どうしたんだい?』
「今、杖のある場所と私のいる所、どのくらい離れているか確認できる?」
『あ、ああ、やってみるよ』
長山は眼鏡で探知しているためか少し沈黙が流れた。
『山田、杖のある場所場で40キロ程は離れているよ』
「ありがとう。それなら羽根を飛ばせば2,3時間で着けるね」
『ああ、そのくらいかな』
「うん、それじゃ!」
通信を終了させた。かよ子は皆が眠ろうとする中、高速で羽根を飛ばす。
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