第一章
[2]次話
山火事から助かった猫達
カルフォルニア州で大規模な山火事が起こった、その鎮火と被災者達の救助の為に多くの消防署員達が動員され。
ライアン=コートマン面長でうっすらと口髭を生やした大柄で優しい目の彼も消火と救助に当たった、その中で。
彼は一匹の灰色の毛の雌猫を保護してだ、同僚達に話した。
「ニャア〜〜〜」
「すぐにこの娘を保護してな」
「ああ、飼い主の人達も探そう」
「そして救助しよう」
「そうしような」
同僚達も応えてだった。
コールマンと共に活動を続けた、だが。
猫はコールマンに救助されるとだった。
「ンナァ〜〜〜」
「何だ、俺と離れたくないのか?」
「ニャウン」
そうだという風に鳴いて応えてだった。
彼から離れず左肩に飛び乗って離れない、コールマンはその猫を見てやれやれとなりながらも笑顔で言った。
「よし、じゃあ一緒に頑張るか」
「ニャンニャン」
猫は彼の肩から離れずだ。
消火と救助の活動の間ずっと彼と一緒にいた、そして。
火が収まるとだ、被災者の中からだ。
その猫を見てこう言う者が出た。
「オオタケさんのところのハナコね」
「この娘のこと知ってるんですか」
「ええ、オオタケさん達も被災して」
火事に遭ったというのだ。
「それで今は別の避難場所にいるけれど」
「ご無事ですか」
「一家全員ね、だから落ち着いたら」
その時はというのだ。
「また一緒になれるわ。その間私がその娘預かっていいかしら」
「そうしてくれますか」
「オオタケさん達にも連絡するわ」
飼い主達にというのだ。
「それでね」
「それじゃあ」
「ええ、連絡してね」
「お願いします」
コールマンは笑顔でだった。
その人に猫、ハナコという名前の彼女を預けた。そして暫くしてだった。
オオタケさんのご主人という人から消防署に連絡が来た、ハナコが無事に戻ったと。彼はその連絡を聞いて笑顔になった。
彼はこの活動の中でウエストレイクブリッジにおいてだ。
ある家の裏庭の茂みの中で四匹の子供のボブキャットを保護した、獣医に診せると一匹が雄で三匹が雌だった。
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