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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
GX編
第127話:弱さは強さ
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、そんな事をさも嬉しそうに声高に叫ぶだろうか?
不可解なガリィの言葉に、ガルドは一抹の不安に近いものを感じた。
しかしまぁ、それは今すぐ答えを出すべきことではないだろう。今はこの日一番の大金星を飾った、マリアを労うべきだ。
戦いを終え、疲れが足に来たのかその場に膝をつきながらギアを解除したマリアに響達が駆け寄る。
「マリアさん!!」
「オートスコアラーを倒したのか?」
「どうにかこうにかね」
「何だい何だい、折角大急ぎで駆け付けたってのに出番なし? 一つくらい残しといてくれよ」
まさか1人でオートスコアラーの1体を倒すとは思っていなかったので、翼が感心した声を上げた。
奏は急いだ事が無駄骨になった事で不満そうな声を上げるが、それは彼女なりの激励だった。よく1人で強敵を倒せたなと言う、奏なりの感心を示す言葉だ。
「これがマリアさんの強さ……」
「弱さかもしれない」
「え?」
「でもそれは、私らしくある為の力だ。教えてくれてありがとう。セレナも……」
そう言ってほほ笑むマリアに、最早憂いは感じられない。憑き物が落ちた様なマリアの笑みに、エルフナインとセレナは安心したように笑みを返した。
「はい!」
「フフッ!」
何はともあれ、これで強敵の一つが墜ちた。それは装者達に大きな希望となったのは間違いないだろう。
しかしその一方で、キャロル達の企みが着実に進行している事に、響達はまだ気付いていなかった。
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