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夢幻水滸伝
第二百五十五話 重要な島その四

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「積極的に用いることをな」
「していきますね」
「そうするで」
「それでは」
「あと台湾の黄や香港の梁それにマカオのデオリンダちゃん達から貿易の話が出てるが」
 郭はこちらの話もした。
「そっちもな」
「進めていきますね」
「願ったりや、この世界でも中国一の貿易港は上海やが」
「広州もかなりですね」
「そやからな」
 そのことを活かしてというのだ。
「貿易はどんどんな」
「拡大させて」
「利益にしてくで」
「わかりました」
「広州には中国本土にそうしたところからも船が来てな」
「東南アジアやオセアニア、北米の船も来ますし」
「日本からも来てる、アフリカからもや」
 離れているこの地域からもというのだ。
「来てる」
「かなりの貿易港であることは事実です」
「そやからな」
「それを活かしてですね」
「どんどんな」
「貿易を拡大していって」
「利益にするんや」 
 勢力のそれにというのだ。
「そうしてくで」
「わかりました」
「それでな」 
 郭はさらに話した。
「壮族爺t利くの合浦と北海は降ってくれたから」
「治めていきますか」
「今は海南省を優先して掌握したいが」
 それでもというのだ。
「壮族自治区でもや」
「降るならですね」
「迎え入れてくで」
「それでは。しかし自治区といいましても」
 ここで美蓮はこう言った。
「この世界の民族は複雑ですね」
「ああ、起きた世界とはまたちゃうな」
 郭もそれはと応えた。
「何しろこっちの世界の人は人間だけやない」
「何十もの種族が存在しています」
「それで民族言うてもな」
「壮族なら人間の壮族、ドワーフの壮族と」
「色々やな」
「どの民族でもそうですね」
「漢民族にしてもそやしな」 
 郭は自分達の国の多数派民族の話もした、尚彼にしても美蓮にしても民族的には漢民族となっている。
「人間やったりな」
「ドワーフやったりしますね」
「僕は兎人の漢民族や」
「そうですね」
「そやから余計にや」
「起きた世界よりも複雑ですね」
「こっちの世界はな」
 美蓮に考える顔で話した。
「そやな」
「そうですね」
「そんな状況やからな」 
 それ故にというのだ。
「民族あと人種についてはな」
「非常に複雑で」
「もうあれこれ言うことはな」
「起きた世界の様に」
「ちょっと出来ん様になってるな」
「そうですね」
「それもこの世界の特徴やな、それで話を戻すけれどな」
 話を仕切り直してこう述べた。
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