第六十八話 午前と午後でその六
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「野党だとね」
「スルーですね」
「ダブルスタンダードはよくないよ」
「そうですよね」
「あと庶民派でもね」
それでもというのだ。
「全く勉強しないで無能とか文句言うだけだとね」
「駄目ですよね」
「それで実は汚いことばかりしてるとか」
「野党の人って多いですよね」
「東京にもいるよね」
自分達が暮らしている地域でもというのだ。
「それも大物が」
「あの女の人ですね」
「駝鳥に無理に人の歯くっつけたみたいな顔のね」
「いつも白い服でショートヘアの」
「あの人なんかね」
「最悪ですよね」
「僕も見るだけでだよ」
テレビやネットでというのだ。
「嫌になるよ」
「怒った顔で文句言うだけで」
「全く何もないからね」
「そうですよね、あの人」
「全く勉強しないでね」
政治のことをだ。
「本当にそれだけで」
「落選して欲しいですね」
「僕あの人の選挙区に知り合いいるけれど」
「そうなんですか」
「あの人を当選させない為にね」
まさにその為にというのだ。
「選挙いつも行ってるよ」
「他の人に投票するんですね」
「最悪な人には投票しないで」
そうしてというのだ。
「少しでもましな人に投票する」
「それも大事なんですね」
「最悪な人がいないなら」
落選して国会にだ、どれだけ問題がある国会議員も落選してしまえばもう国会で不快な文句を言うことはなくなる。
「それだけで違うから」
「そうした人を落選させる為にですね」
「選挙に行くこともいいんだ」
「いい人を当選させる為じゃないんですね」
「それもいいけれど」
「悪い人を落選させる」
「それもいいよ、誰がなっても同じとかね」
部長は少し怒った顔になって話した。
「そうしたことはね」
「ないですか」
「あの女性議員の人なんてね」
それこそというのだ。
「落選させないと駄目だよね」
「そうですよね、国会にいて誰かの役に立ってるとは思えないです」
「文句言うだけでね」
「政策ないですし」
「自分に甘く他人に厳しい」
「そんな人ですからね」
「誰がなっても一緒とか言って」
そうしてというのだ。
「選挙に行かないでね」
「ああした人を当選させたら」
「それでああした人ばかりになったら」
国会がというのだ。
「大変なことになるからね」
「選挙に行ってですね」
「少しでもましな人に投票するべきだよ」
こう言うのだった。
「本当にね」
「それも選挙ですか」
「理想は確かに最高のこれはという人に投票すべきだよ」
それが一番いいというのだ。
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