西ゼムリア通商会議〜ミルディーヌ公女の婚約と思惑〜
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達は様々な反応をしていた。
〜紋章の間〜
「”アルスター襲撃”の翌日に連合の使者の方達と共に私達を訊ねた時にもシュバルツァー将軍と婚約を結ぶ事を目標にしているような事を口にされていましたが……」
「ま、まさか本当にシュバルツァー将軍と婚約なさるなんて……」
「フフッ、あの時の私の宣言が”冗談ではなく本気である事”を理解して頂き何よりですわ。」
「あの……話が若干逸れて申し訳ないのですが、シュバルツァー将軍の婚約者の件で気になったのですが、彼は一体何人の女性と婚約なさっているのでしょうか……?今までの話だけでもシュバルツァー将軍は”ミルディーヌ公女殿下も含めて既に4人もの女性と婚約している”という事になっていますが……」
「それに確かシュバルツァー将軍はヴァイスハイト陛下のご息女――――――メサイア皇女殿下とも婚約しているはずですが……」
アリシア女王は驚きの表情で、クローディア王太女は信じられない表情でそれぞれ呟き、アリシア女王とクローディア王太女の反応を見たミルディーヌ公女は微笑み、ルーシー秘書官は戸惑いの表情である疑問を口にし、アルバート大公は困惑の表情でヴァイスに視線を向けた。
「リィンの現在の婚約者の数か……恐らく”協力契約”している異種族達とも婚姻を交わすだろうから……ミルディーヌ公女も数に入れて今で何人になる?」
「リィンが”協力契約”している異種族はセレーネ嬢やメサイア皇女殿下も含めると現在で9人で、婚約関係の人間の女性はミルディーヌ公女やアルフィン皇女を含めれば4人になりますから現在で13人になりますね。――――――最も、私が存じているだけでも自らの意志でリィンとの婚姻を望んでいる、もしくはリィンに好意を抱いていると思われる女性が他にも3,4人……いえ、4,5人いる上、リィンの性格を考えれば今後も更に増える可能性は十分に考えられるかと。」
レミフェリア側の質問に対してふと天井を見上げて考え込んだシルヴァン皇帝はセシリアに訊ね、訊ねられたセシリアはアリサ、シャロン、ステラ、アルティナ、シズナを思い浮かべた後苦笑しながら答えた。
「こ、婚約者が13人!?しかもそこに更に4,5人――――――いえ、それ以上増える可能性も十分に考えられる……!?」
「ほう。今後も増える見込みが判明している女性達も含めると既に俺の現在の妃の数を上回っているじゃないか。さすが俺が見込んだ男だ、はっはっはっ。」
「フフ、リィン君の事ですからヴァイスさんのように婚約どころか”結婚してからも増える”かもしれないわね♪」
セシリアの答えを聞いたメンフィルとクロスベル以外のVIP達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ルーシー秘書官は信じられない表情で声を上げ、ヴァイスは感心し
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