暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
西ゼムリア通商会議〜ミルディーヌ公女の婚約と思惑〜
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何とベルフェゴールが転位魔術でその場で現れ、ベルフェゴールの疑問に呆れた表情で答えたサラは真剣な表情でベルフェゴールに訊ねた。



「どういう事も何も、言葉通りご主人様はミュゼの気持ちも受け入れて婚約を結んだだけよ?」

「!!」

「という事はリィンはミュゼとは”政略結婚”するつもりなのか……?」

ベルフェゴールの答えを聞いたアリサは目を見開き、ガイウスは戸惑いの表情で訊ねた。

「ま、結果的にはそうなるでしょうけど、ミュゼもそうだけど、ご主人様が婚約した最大の理由はエリゼ達同様恋愛的な意味よ?」

「ええっ!?エ、”エリゼちゃん達と同じ恋愛的な意味”って事はミュゼちゃんもそうだけど、リィン君もお互いに惹かれ合って婚約したって事なの!?」

ベルフェゴールの答えを聞いたその場にいる全員が血相を変えている中アネラスは驚きの表情で訊ねた。

「当り前じゃない。うふふ、ご主人様から婚約を申し込まれた時のミュゼの取り乱した様子は見物(みもの)だったわよ〜♪」

「ハアッ!?」

「え、えとえと……という事はミュゼちゃんは”リィンさんから婚約を申し込まれたんですか”……!?」

からかいの表情で答えたベルフェゴールの答えに再びその場にいる全員が血相を変えている中アガットは困惑の表情で声を上げ、ティータは興味ありげな表情で訊ねた。

「ええ。あ、ちなみにご主人様がミュゼに婚約を申し込んだ同じ日にルシエルがご主人様に自分と”守護天使契約”を結んで欲しいという申し出をして、ご主人様はその申し出を受け入れて”契約”を交わしてご主人様の”守護天使”の一人になったからルシエルもミュゼと共に正式にご主人様のハーレムメンバーになったわよ♪それとご主人様のハーレムメンバーって訳じゃないけど、ルシエルの配下の天使達もそうだけど、ベアトリースの配下の魔族達も全員正式にご主人様の”配下”としてご主人様に仕える事になったそうよ。」

「ル、ルシエルさんまで………」

「しかもルシエルの配下の天使達やベアトリースの配下の魔族達まで正式にリィンの”配下”になるとは……」

「完全にセシリア将軍の予想通りの展開になっているよね……」

「どうせ”契約方法”は”性魔術”なんだろうな、あの草食動物の皮を被った超肉食動物のシスコンリア充剣士がっ!!」

「フフ、さすがリィン様ですわね。――――――という訳で次々と突如現れた”新顔”の方々に許してしまった”遅れ”を取り戻す為にも、いっそこの会議の最中にリィン様を呼び出して”既成事実”を作られたらどうでしょうか、お嬢様♪ベルフェゴール様でしたらリィン様を呼び出す事もそうですが、お嬢様がリィン様との”既成事実”を作る協力もして下さると思いますわよ♪」

「うふふ、わかっているじゃ
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