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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第八十三話 断罪王Z 対 断罪神P〈パーフェクト〉!横に並んで会話をしながら道を歩く女達は液体窒素を飲みながらコンクリートと結婚しろ!
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「白のグレート断罪王?それに、かつてとは?」
『ええ、私は黒のグレート断罪王のかけられた永遠に体内から平行世界の自分自身を出産し続ける呪いのせいで本物の自分を認識することができなくなった。だから今、こうしてあなたと話している私もいったいどの平行世界の私なのか認識することができない』
「そんなことはどうでもいい!俺が知りたいのは、この『次元』で行われている断罪王と竜の戦いのことだ!」
『簡単に言えば、平行世界の各物語の断罪王たちが『次元』の手先である竜と戦っているだけよ。そして、各物語の断罪王の数だけ、設定が存在する』
「物語だと...!じゃあ、俺が今生きているこの世界は誰かにあらかじめ作られた世界だってのか!それじゃあ、俺の運命もすでに決まっちまってることかよ!」
『物語の全てが最初から終わりが決められているとは限らない。物語を紡ぐということは現実を生きる人々が明日に向かって生きていくことと同じなのよ。物語に終わりがこなければ、その物語は永遠に続くわ。つまり、あなたの未来はまだ決まっていない』
「この、今、俺の目の前で起きている戦争にはいったいどんな意味があるんだ?」
『意味?意味なんてないわ、生命が争うのは自然の摂理よ。生命があるところに必ず争いは産まれる。この断罪王と竜の戦争も同じ、ある日突然意味もなく始まって、どちらかが全滅するまで終わらない。そして、おそらく、竜があなたの世界に干渉するのは、あなたの世界に断罪王がいるからなのよ』
「俺が五体の至極神を瀕死状態に追い詰めたから、それで世界のバランスが崩れて...竜たちがこっちの世界に侵攻してきたってことか...」
『その通りよ、竜は...いや『次元』はずっと待っていた。あなたの世界に、自分たちの天敵である断罪王のいる『断罪王Z』と言う名の物語の世界に侵攻するチャンスをね』
「そして俺がそのチャンスを作ったのか...」
『あなたはどうするの?ここで平行世界の断罪王たちと『次元』の竜たちと永遠に戦い続けるか『断罪王Z』の物語の世界に戻って五体の至極神を殺して自ら『断罪王Z』と言う物語を完全に破壊するか』
「俺は戻るよ...自分の『物語』の世界に...そして破壊する」
『でも、今のあなたに勝てるかしら、あの断罪神P〈パーフェクト〉に』
「ああ、もう戦い方は決まってる」
数多くの平行世界の断罪王たちが竜と戦いながら断罪王Zを見つめている。
まるで俺に共に戦えと言わんばかりに。
それでも俺は『次元』の裂け目から脱出することを選んだ。
ハルカの姿はいつの間にか俺の知らない白い断罪王になっていた。
おそらく、この無限地獄の中で竜たちと永遠に戦い続けるのだろう。
俺は『次元』から断罪神P〈パーフェクト〉が作り出した真っ白な空間に戻ってきた。
「自ら死に戻ってくるとは、正直助
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