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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第八十話 断罪王Z 対 断罪神T〈タイム〉?職場でパワハラするやつらは自分の家族が同じ目に遭っていても、自分の行いに対してなんとも思わないのかよ!
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狂気の波動がぶつかり合い、周りの瓦礫の山が砂に溶けていく。
互いに衝突し続ける狂気の波動からまばゆい閃光がほとばしる。
閃光が俺とトキネを包みこむ。
気がつけば俺は母親の子宮の中にいた。
「なんだこれは?」
そう、俺は今、胎児の状態で母親の体内にいる。
俺のたび重なる他者への無差別な暴力行為で職を何度も失い、家や母国に居ずらくなって、俺と妹を家に残して父さんと一緒に俺と妹の前から姿を消した母さん。
俺のせいで母さんと父さんに捨てられた妹は、俺の俺のたび重なる他者への無差別な暴力行為の影響で就活に完全敗北し、そして社会不適合者になって、最終的には断罪王C〈カオス〉の操縦者になってしまった。
そして、俺は自分の命を守る為、親友との約束を守る為、自分の『暴力』を極めるために妹を殺したんだ。
つまり、俺は今、この世界に生まれてくる前の時間軸の世界を体験しているのだ。
おそらく、俺とトキネが放ったあの、狂気の波動がぶつかり合ったせいなのだろう。
もし、はるか未来の出来事を記憶した状態の俺がこのままこの世界に誕生したら、俺は家族の崩壊を防ぐために暴力を卒業できるだろうか?
俺が暴力を極めるのを辞めれば、母さんと父さんは俺と妹を捨てずに、妹も就職活動に完全勝利していたかもしれない。
でも、それには俺が世界で一番愛している『暴力』をあきらめることが必要になってしまう。
そんなこと、できるわけねぇよ。
俺には家族のために自分の愛する『暴力』を捨てることなんてできない。
そうだ!俺が暴力を極めるためなら、母さんも、父さんも、妹も、そしてこの世界の平和も宇宙も地球も全部、犠牲になっても構わない!
胎児の状態の俺は断罪王変神の呪文を叫びながら母さんの子宮に向かって全力の正拳突きを直撃させる。
「シンゴォォォォォォォォォォーォッ!」
気がつけば、俺の衣服は粉々に破れ、筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆い、全身が巨大化していた。
銀色のボディが特徴的な断罪王Zの前には深紅のボディが特徴的な断罪神T〈タイム〉の姿があった。
「やはり、勝負は人間体ではなく、この姿で決することになったか...!」
「あなたも戻ってきたのね、母親の胎内から...!」
「ああ、不思議だよな、狂気の波動が重なり合ったことで俺達は母親の体内にいる時間軸の世界に飛ばされた。はっきりいってまったく意味がわからない」
「それが...狂気というものでしょう...!」
「その通りだ!」
断罪王Zが断罪神T〈タイム〉に襲いかか
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