第86話
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」
「「あー、うん。可愛い可愛い」」
スマホのパレスの写真を眼前に押し付けられた2人は悟天の勢いに引きながら答えた。
「…はあ、悟天もとうとう相手を見つけちまったのか…」
悟天達のやり取りを聞いていたヤムチャは持ち直して料理を摘まんでいた。
「俺もそろそろ年だし…結婚してえ…」
「その前にあんたは色んな物を治さないとね」
「ブルマ…」
「あんたっておっちょこちょいで軽くて優柔不断で落ち込みやすくてサボり癖があって浮気性じゃない。いくら顔が良くてもそんなんじゃ女は離れてくわよ」
「…それを言ったらお前もおっちょこちょいで浮気性なとこあったろ。聞いたぞ、昔でかくなった悟空も気にしてたそうじゃないか」
言われ放題だが、ヤムチャだって交際していた時のブルマの態度に思うところがあったようだ。
ブルマも成長した悟空に思うところがあったり、他の男に目が行ったりすることがあるのでそういうのが蓄積していって喧嘩になったりした。
確かに悟林やブルマが言うような所が自分にあったのは仕方なく認めるとして、ブルマにだって問題はあったはずだ。
「ま、まあ昔のことじゃない。今は私も結婚してるし」
昔の自分のことを言われたブルマは視線を彷徨わせる。
「何でブルマが結婚出来て俺は出来ないんだ…世の中おかしいな…いっそのことドラゴンボールで理想の彼女を出してもらおうかなぁ」
「そんなことしたら悟林ちゃんに殴られるわよ。私だって悟林ちゃんに酷い目に遭わされたんだから」
「それはお前の自業自得だろ。何だよドラゴンボールで小皺取りって…悟林ちゃんはこれからブルマのお世話もしなきゃならないからな…お前が義理の母とか大変だろうなぁ。お前に苦労させられた俺が言うんだ。間違いない」
過去のブルマの行動を思い返したヤムチャはこれからブルマの奇行に巻き込まれることになる悟林に同情するのであった。
「何ですってー!?」
「若い頃のお前がしてきたことを思い出してみろよ!」
口喧嘩をする2人。
まるで若い頃のような口喧嘩をする2人に周囲が懐かしい物を見たと言わんばかりに笑っていた。
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