第86話
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いる。
「そ、そんな…」
まさか姉から修行の頼みを一蹴されるとは思っていなかった悟飯はショックを受ける。
「ブウのことやザマスのことがあってもすぐに気を抜けるお前はある意味凄いよ。精神と時の部屋が使えるからその気になれば少しの時間でも修行出来たでしょうに。どうしても修行ごっこがしたいならパンちゃんと遊べば?」
今までのことがあり、一切悟飯の言葉を信用していない悟林。
あの獣のような変身…獣化と呼ぼうか…。
獣化には確かに驚かされ、悟飯の自分達とは違う究極の姿は確かに見せてもらったがそれだけである。
悟飯特有の能天気病に散々悩まされてきた悟林はもう悟飯には期待してはいなかった。
「おい悟飯、聞いたぞ?新たな力に目覚めたそうじゃないかその力、俺が引き出してやる!来い!!」
獣化の詳細をピッコロから聞いたベジータが凶悪な笑みを浮かべながら悟飯の首根っこを掴んで引き摺っていく。
「ちょ!ベジータさん!?僕は姉さんに…」
「ほう、俺が相手では不満か?」
「い、いえ…そういう訳では…」
「では構わんだろう。」
そのまま舞空術で悟飯は連行され、悟空も興味があるのかついていった。
何だかんだでベジータは悟飯の潜在能力を買っていたのだ。
その力を一時的とは言え自分達とは違うやり方で到達したのだからベジータが期待するのも無理はない。
「あれって悟飯の意思で変身出来ないんじゃないかなぁ…まあいいか、痛い目に遭うのは悟飯だし」
たまには心身を極限まで追い込ませた方が悟飯には良い薬だ。
「悟飯さん、大丈夫かな?父さんはあまり手加減しないし」
「大丈夫大丈夫、死ななきゃ別に良いよ。これで少しは能天気病がマシになれば良いんだけど」
まあ、悟飯が患っている能天気病がそんな簡単に治るなら自分もピッコロも苦労していないわけだが。
「姉ちゃ〜ん」
そのままトランクスと談笑していると上機嫌ですり寄ってくる悟天に対して悟林は笑みを浮かべた。
「あらら、凄い上機嫌じゃない。」
「そりゃそうだよ姉ちゃん様。今まで僕は色んな女の子とデートしてフラレてきたけど今の僕は幸せの絶頂だからね!!」
「羽目を外しすぎてフラレるなよ?」
上機嫌の悟天をトランクスがからかうように言うと悟天は当然とばかりに頷いた。
「当たり前でしょ!僕はようやくスタート地点に立ったんだ。このままゴールするに決まってるでしょ!!」
「まあ、弟の幸せは祝福してあげるよ。ヤムチャさんみたいにならないでよね」
流石に弟のヤムチャ化は防ぎたいので一応念を押す。
「分かってるよー、僕だってパレスちゃんに嫌われたくないもん。ほら見てよ2人共、パレスちゃん可愛いでしょ?
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