第85話
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「ちょっとセル。私とは遊んでくれないのかな?」
「まだ私の進化は完全とは言えん。この闘いで良く分かった…貴様とはまだ闘う時ではない」
「そう、久しぶりに本気を出せそうかなと思ってたからちょっと残念」
「次の闘いの時を楽しみにしているんだな」
それだけ言うとセルは地球から脱出した。
事態を掻き回せるだけ掻き回してセルの良いようにされた気がするが、宿敵が更に強くなろうとしているのは素直に嬉しかった。
「そう言えばフリーザはどうしてるのかな?」
この宇宙でセルと同じく可能性の塊のような男はセルのように強くなっているのであろうか?
悟林はそれが気になって仕方がないが、セルマックスを倒してセルも地球から去ったことで取り敢えず悟飯に気を分け与えて強引に起こして拳骨一発。
「痛っ!?何するんですか姉さん!!」
「この大馬鹿愚弟!!使いこなせない力で怒りのまま強い敵に突っ込む馬鹿がどこにいるの!!」
「兄ちゃん、姉ちゃんに心配かけたんだからね。しっかり怒られなよ」
「そうだよ悟飯さん、正直悟飯さんの気がいきなり小さくなった時は本当に焦りましたから」
フュージョンが解けた2人も悟林に加勢する。
弟や将来の義兄(複雑だが)まで悟林の味方をするので悟飯は口を閉ざすしかなかった。
「でも、確かにお前は殻を破った。それこそいくつもの殻を一度に…口先だけじゃなかったことは認めてあげる」
「姉さん…」
力の大会前に悟林と手合わせした時に言った自分と未来の悟飯とは違う究極の姿は確かに見せてもらった。
「でも頭に血が上ると後先考えずに行動して酷い目見たり、やられるのはお約束かな…」
「うぐっ!」
大人になってからはまず本気で怒ることは無くなったが、幼少期の頃は怒りや追い詰められたことで潜在能力の一端を解放して逆に相手から手痛い反撃を喰らったり、高いところに移動して降りられなくなるのは幼い頃はお約束であった。
「それにしてもセルの奴も凄く強くなってたな…私も負けてられない。あいつに負けないよう修行しないと!!」
セルの進化に感化され、悟林も修行に更に精を出そうとする。
トランクスと悟天はこれからの修行の過酷さを考えると溜め息を吐く。
「2人も手伝ってくれるよね?」
しかし、悟林に対して強く出れない2人は頷いた。
「でも姉ちゃん、僕もそろそろ彼女を見つけたいからトランクス君と修行デートしてくんない?」
「お前って子はもう…そんなに彼女が欲しいの?」
「うん、だって僕以外のサイヤ人ってパンちゃん除けば相手がいるじゃない………冗談抜きで独り身は寂しいんだよ…姉ちゃん…何だかんだで姉ちゃんもトランクス君とイチャイチャするじゃない」
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