第三十五話 合コンに着る服その十三
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「それでね」
「そうした趣味の人もいて」
「そうした人が彼氏さんならね」
そうであるならというのだ。
「自分がどうしても嫌なら仕方ないけれど」
「そうでないなら」
「乗ってもね」
その要求にというのだ。
「いいでしょ、一番いいのは自分も楽しむ」
「それね」
「それが一番いいでしょ」
こう言うのだった。
「やっぱりね」
「そうなのね」
「まあファッションも下着もそうしたこともね」
富美子はいささか達観した目で述べた。
「相手の要求に応えるのも交際よね」
「その中にあるわね」
「そうよね、それでこっちもね」
「要望出すのね」
「リクエストをね」
こう留奈に話した。
「ありよね」
「それはね、お互いに言ってね」
そうしてとだ、留奈は答えた。
「応えてもらう、けれど角の立つ様にはね」
「ならないことね」
「そうなったら喧嘩になって」
そうしてというのだ。
「よくないから」
「そうよね」
「相手が嫌なら」
「それなら無理強いはしない」
「それよ、私だったら黒下着とかコスプレはいいけれど」
留奈は自分のことを話した。
「けれどね」
「それでもなのね」
「SMとかそういうのはね」
「駄目なのね」
「痛いのは駄目よ」
富美子に真顔で話した。
「そういうのはね」
「そうなのね」
「そういうの理解出来ないし、極端に変態なファッションとかもね」
「駄目なのね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「そうしたね」
「どうしても嫌なことは」
「駄目ってことで」
その様にしてというのだ。
「お互いにやっていくとね」
「いいのね」
「そういうことね、無茶な校則とか嫌だしね」
「うちの学校には幸いないけれどね」
「あるわよね、下着がどうとか」
「そうよね」
これが日本の学校である、誰が何を考えて決めたかわからない様な愚劣な校則がまかり通っている場合もあるのだ。
「どういう訳か」
「意味わからないわよね」
「別に下着位どうでもいいでしょ」
「白じゃないと駄目とかね」
「男の子でもあるらしいけれど」
「変な校則よね」
「そういうのまでこだわる先生がいるんでしょ」
富美子は馬鹿にしきった顔で断言した。
「給食の食器の位置とかね」
「そういうのもなのね」
「そう、五月蠅く言って」
一華にその顔のまま返した。
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