第84話
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じい。
「ドラゴンボールもそうだけど、今まで積み上げてきた修行の成果あってのものだよ。鍛え上げられた肉体と潜在能力があったからこそだよ。これからも時々で良いから修行は怠るんじゃないよ」
「あ、姉ちゃん!残りの奴は?」
「私が倒した」
残っていたセルジュニア達を一撃で倒していた悟林だが、数が合わないことに気付く。
「…あれ、セルジュニアって確か10体じゃなかったかな?9体しかいないよ?」
「え?逃げちゃったんじゃないの?」
「そんなことをセルが許すと思う?きっとどこかに隠れ…え?」
凄まじい気の威圧感を感じ取った3人。
そしてピッコロにとどめを刺そうとするセルは指を額に当てて気を集中し、その気を集中させた指先をピッコロに向けた。
「少しは楽しませてくれた礼だ…魔貫光殺砲…貴様の最高の技だ。この技で死ぬのなら本望だろう?」
「ば、化け物め…!」
ドラゴンボールで手に入れた力を以てしても目の前の神々しくも禍々しい蒼いオーラを纏う怪物には届かない。
いや、寧ろ…。
「(こんな付け焼き刃のパワーアップを当てにし過ぎた俺が馬鹿だったか…)」
セルのことは気に入らないがブルーセルの力はセルが過酷な修行で進化させ続けてきた力。
付け焼き刃の力と研鑽してきた力のどちらが上かなど分かっていたはずだ。
「じゃあな」
必殺の一撃が放たれようとした瞬間、咆哮と共に凄まじい気が爆発した。
振り返るとそこには超巨大なセルのような怪物がいた。
見た目はセルの第二形態の体色を真紅にしてそのまま巨大化させたような感じだが、放たれる気は今の悟林でも厳しいのではないかと思わざるを得ない。
「ほう、あれがセルマックス…私の劣化コピーか。知性の欠片も感じられないが仕方がないことだ。私と言う完璧で最強の人造人間が造られてしまっては他の人造人間が出来損ないになってしまうのも無理はない」
セルが嘲笑いながらセルマックスを評価するその姿にピッコロは表情を険しくする。
暴走し、暴れ回るセルマックスの気は今の自分よりも大きい。
そんなセルマックスに余裕を崩さないセルはまだまだ上の力があるのだろう。
目の前の怪物の底が知れないことにピッコロは歯軋りをする。
そしてセルマックスに対して笑みを浮かべるのはセルだけではなかった。
「へえ、中々のパワーだね…久しぶりに楽しめそうじゃない。まずは挨拶代わりの10倍と行こうかな!?」
究極神化状態で10倍界王拳を発動し、セルマックスの顔面を殴る。
顔面に強烈な一撃を喰らったセルマックスはいくらか後退するが、持ち直して悟林に殴り返した。
「うおっ!?」
何とか受け止めた悟林は想像以上のパワーに驚く
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