第二百五十四話 錬金術師の活躍その十二
[8]前話 [2]次話
「それは」
「遠くの人と組んでもな」
「一緒にやっていきにくいですね」
「飛び地同士になってな」
「そうですね」
「そやからな」
それが為にというのだ。
「それはな」
「止められますね」
「出来れば隣接している人と一緒にやっていきたいけどな」
「ではどなたにされますか」
「それを調べてくか」
こう言ってだった。
美蓮は周りの省の星の者達についても調べることにした、すると自分でも思ったよりも早く結論が出た。
「郭さんにしよか」
「広東省のですか」
「そや、あの人にな」
助手に対して話した、そこには市長もいる。今は昼食を摂りつつ話している。
「そうしよか」
「広東省はよく治まっています」
市長がこのことを話した。
「非常に」
「そやな」
「お人柄もです」
「鷹揚で飄々としててな」
「よい方とのことです」
「あたしあの人知ってるねん」
美蓮は市長に笑って話した、炒飯と八宝菜それにチンジャオロースを食べつつ話している。茶もある。
「起きた世界でもな」
「そうですか」
「ええ人やしな、けど浙江省の白君ともな」
彼のことも話した。
「一緒にやってこってな」
「考えられましたか」
「そやってん」
美蓮は助手に答えた。
「実は。けど白は今施さんと接近しようとしてるって聞いてな」
「それでなのですか」
「施さんとの話に集中してな」
「こちらの話にはですか」
「あまり聞かんやろってな」
「思われますか」
「白って真面目やけどな」
彼のことを話したのだった。
「一人と話するとちょっと他人の話には力が入らん」
「そうしたところがあるのですか」
「そやねん」
彼はというのだ。
「そやからな」
「ここはですか」
「出来るだけ早いうちに一緒にやっていく様にしたいけど」
それでもというのだ。
「白がそやとな」
「先にですか」
「郭さんとお話したいわ」
「そうですか」
「そやからな」
「ここはですか」
「郭さんと話をしてな」
そうしてというのだ。
「同盟結んでくれるんやったらな」
「一緒にですね」
「やっていきたい」
「そうですか」
「そういうことでな」
「ではこれからですか」
「郭さんのところに行って来るわ」
美蓮はチンジャオロースを食べつつ話した、三人分入っている大皿から自分の皿に箸で取ってそうしてから食べている。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ