第六十七話 運動についてその十
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「だって脳使ったらね」
「そうしたらなのね」
「カロリー消費するから」
「頭使うだけで」
「そうよ、それもかなり使うのよ」
即ちカロリーを消費するというのだ。
「だからね」
「予習復習じっくりやると痩せるのね」
「疲れてね」
「そうなのね」
「三島由紀夫みたいにね」
ここで愛は昭和に生きて昭和に死んだ文豪の話をした。
「ずっと書いていて剣道やボディビルもしてたら」
「太らないのね」
「頭使って運動もしたら」
その様な生活を送ればというのだ。
「そうそうはね」
「太らないのね」
「あの人意識して運動してたけれどね」
そうして筋肉質な男性的な肉体を創り上げていたのだ、これは平岡公威が三島由紀夫を演じていた一端だったかも知れない。
「小柄でひ弱だったのが」
「何かそうらしいわね」
咲もそれはと応えた。
「元々はあまり強い感じじゃなかったのよね」
「それが剣道をはじめて」
「ボディービルもして」
「それで筋肉質になったのよ」
ただし上半身偏重で下半身は然程であったという。
「意識してね、けれどそうじゃなくても」
「執筆で頭かなり使って」
「そこに剣道やボディービルをしているとね」
そも毎日の様にしていたという。
「そうしたらね」
「太らないのね」
「そうよ、頭と身体をね」
「両方使ったらそうは太らないのね」
「それでもアメリカ人みたいな食生活だと」
そうであるならというのだ。
「ちょっとね」
「太るわよね」
「あれはまた極端だから」
アメリカの食生活はというのだ。
「カロリー高過ぎよ」
「ハンバーガーとかピザとかアイスクリームとか」
「そういうのばかり山みたいに食べるでしょ」
「あちらはね」
「お野菜も食べないと、飲みものだってね」
こちらもというのだ。
「甘過ぎてね」
「カロリー多過ぎるのよね」
「カロリー高いものばかり沢山食べることは」
「よくないわね」
「幾ら頭使って運動もしても」
例えそうであってもというのだ。
「太るわよ」
「要するにカロリーが高いものばかり沢山食べないことね」
「そうよ、出来るだけよ」
それはというのだ。
「極端過ぎることはね」
「それはしないことね」
「そう、アメリカで肥満してる人って命に関わるレベルでしょ」
「太り過ぎでね」
「ちゃんと健康管理もしないとね」
食生活のそれをというのだ。
「三島由紀夫は絶対ハンバーガーとかピザとかばかりの食生活じゃなかったわ」
「あの人の頃はまだ今みたいに日本で出回ってなかったわよね」
「そうね、そうした食べものは」
「だったら余計よね」
「食べてなかったわ」
「そうよね」
「作家さんとして凄い収入はあったけれど」
ポケットマネーで盾
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