第二章
[8]前話
紅葉を送ることになったが紅葉はその中で自分から言った。
「あの、あの合コンって」
「相手を探すのだよな」
浜田は一緒に歩きながら応えた。
「そうだよな」
「あんたがいないことは知ってたけど」
「お前もか?」
「悪い?実はもてるっていうのも」
告白されることが多いということもというのだ。
「嘘だったのよ」
「そうだったんだな」
「今だから言うけれど」
一緒に帰る様になったからだというのだ。
「私そうしたことは全くね」
「ないんだな」
「それであんたにいつもそう言ってたのは」
それが何故かも話した。
「あんたに関心持って欲しかったのよ」
「というとあれか」
「ええ、好きなのよあんたのことが」
闇夜の中でもわかる位に顔を真っ赤にして告白した、彼女がそうした。
「だからよかったら」
「またカラオケ行かないか?」
浜田はその紅葉に顔を向けてこう提案した。
「今度は二人でな」
「そう言ってくれるなら」
「ああ、じゃあな」
「そうしましょう、しかしね」
「しかし。何だよ」
「あんたずっと気付かなかったのね」
紅葉は少し恨みがましそうに言ってきた。
「私があんたのことどう思ってたか」
「何かあるかもとは思ってたよ」
「それでも言わなかったの」
「何もなかったら言って恥ずかしい思いするしな」
それでというのだ。
「言わなかったんだよ」
「そうなのね、私今恥ずかしいけれど」
「そんなの忘れろよ」
「願いが適ったから?」
「ああ、じゃあカラオケな」
「一緒に行くのね」
「他の場所にもな、二人で行こうな」
こう言ってだった。
浜田は紅葉を彼女の部屋まで送って帰った、そうして帰ろうとすると彼女に呼び止められてその部屋に入った。二人は一緒にカラオケに行く前にもう一緒になった。
自称モテモテ美女 完
2022・9・20
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