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おっちょこちょいのかよちゃん
233 屋敷の少年と少女
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ゃんに会った時、僕は何もできなかった・・・。そうだった・・・)
 夏休みのあの日、あの少女が東京へ帰る時、色紙に寄せ書きした。あの藤木が書いた内容は・・・。
(そうだ、『この次はボクが守ります』って書いたんだ・・・!!)
 その時、一人の遊女が入った。
「茂様、明後日に『あの人』と祝言を挙げるつもりと紂王様や妲己様からの伝言ですが、宜しいでしょうか?」
「え?あ、うん・・・、あ、そうだ」
「はい?」
「りえちゃんに会わせてくれるかい?」
「あ、はい、それでしたら紂王様と妲己様に確認してきます」
 遊女は一旦退室した。
(りえちゃんを守らないと・・・!!)
 藤木は約束を思い出す。

『それでその人の館は今山田達がいる所から西よりだよ』
「うん、ありがとう、長山君!」
 かよ子は長山との通信を終了させた。かよ子は進む。
「ここより西側か・・・」
「山田かよ子、協力に応じてくれた者共にも呼び掛けよ」
 次郎長が提案した。
「うん」
 かよ子は通信機をもう一度起動させる。
「こちら山田かよ子。い、今杖は少し西側寄りに住んでる女王のような一人の館にあるみたい!」
『こちら濃藤すみ子・・・。了解、今私達もそっちに行くわ・・・』
『こちら冬田美鈴。大野くうん、待っててねえ〜』
 協力者達からの返事を受けてかよ子達は進む。
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