第83話
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あの2人を容易く沈めたセルに悟飯は絶句する。
やはりセルは力の大会の時よりも遥かにパワーアップしていたのだ。
「ふむ、やはりこの程度か…さてセルジュニアよ、さっさとその鬱陶しい小娘を始末しろ…孫悟飯、親である貴様には特別にどのような殺し方が良いか考えさせてやるぞ」
「ぐっ!!貴様…」
セルの嘲笑に悟飯が怒りを露にした時、凄まじい気の柱が立ち上った。
次の瞬間、そこから気弾が放たれ、セルジュニアは回避が間に合わずに消し飛ばされてしまう。
「ん?」
セルが思わず振り返ると外で闘っている全員が動きを止めて橙色のオーラを見つめていた。
そのオーラの色はトランクスと悟天の纏っているオーラの一部と似ていた。
「良くも好き放題してくれたものだな貴様ら…」
「ほう、ピッコロか?」
橙色のオーラを纏っていたのはピッコロであった。
元々大柄だった体がより屈強な肉体となっている。
体色は橙色になって胸板は厚くなり、肩も大きく盛り上がり、手足は丸太のようで顔付きも獰猛な闘士を思わせる物に変貌している。
ピッコロの前にセルジュニアが現れ、笑いながら襲い掛かろうとしたが、ピッコロはそれを片手でセルジュニアの拳を止めるとセルジュニアを逆に拳による一撃で粉砕した。
「おおー、神龍のおまけって凄いね」
ピッコロのパワーアップのおまけに感嘆する悟林に2体のセルジュニアが飛び掛かるが、更に気を高めて回し蹴りと肘打ちを打ち込んで粉砕した。
「体は温まってきたし…そろそろ本気でやろうかな?」
気を解放してフルパワーとなった悟林は獰猛な笑みを浮かべて狩る対象を見つめた。
「ピッコロも私の想像以上に腕を上げていたようだな…面白い」
パワーアップしたピッコロに興味が湧いたのかセルはピッコロの元へ飛んでいく。
「セル…あのチビ共と言いセルマックスと言い、貴様に関わる連中ばかりで嫌になるぜ」
「ふん、セルマックスか…あんな欠陥品共を造るような男の人造人間ではどうやってもこの私を超えるような作品になるとは思えんがね…ククク…随分と怖い顔をしているなピッコロよ?昔の非力な自分を思い出したかな?」
「ああ、そうだな。あの時は曲がりなりにも味方だったから抑えていたが、貴様は別の次元とは言え悟飯を殺し、そして悟林が死ぬきっかけを作った。」
ピッコロの拳が怒りで震え、そしてそれに呼応するように大気を震わせる。
「おいおい、孫悟林に関しては奴が勝手に自滅しただけだ。あの時の力不足の貴様らの責任を私に擦り付けないでもらいたいな…それにもう孫悟林は生き返っている。何時までも些細なことに拘っているのはどうかと思うがね」
次の瞬間、ピッコロの拳がセルに迫る。
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