第82話
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能力だって高いしフュージョンまで使える…正直もしものことがあったら世界の希望は君達になるよ。私もお父さんもベジータさんもいない時はね」
「…もう、ブウさんみたいな時にはならないよ。俺だって悟林さんを守れるくらいには強くなれたと思うし」
アップグレードしたドラゴンボールで変身を強化してもらったのだから少なくとも足手まといにはならないと思う。
「…ありがとう、嬉しいよ。それじゃあピッコロさんの合図が来たら全速力で飛ばすよ!!それまでは近くまで近付いて…合図が来るまでお弁当にしよっか?」
「「賛成!」」
腹が減っては戦は出来ぬと言うことでカプセルコーポレーションで作ってきた弁当に舌鼓を打つ3人。
「ところで姉ちゃん?ブルマさんは?ブルマさん、強引についてきそうだけど?」
「ブルマさんは気絶させた後、ロープでぐるぐる巻きにして寝室に放り込んでおいた」
「いや、そこまでしなくても…しないとついてきそうだよなぁ…母さん」
ブルマの無謀な好奇心を知る3人は気絶させて部屋に放り込まないと絶対についてくるだろうと確信していた。
一方、レッドリボン軍の基地付近で様子を見ていたセルは、ピッコロや悟林達の気を感知しており、ある場所から全く動かない宿敵の気に呆れていた。
「ピッコロ、孫悟林、この時代のトランクスに孫悟天まで動いていると言うのに動かないとは…」
一度危機が過ぎればすぐに気が抜ける病気でも患っている のかと思いたくなる。
セルが倒したいのは戦闘力だけがある腑抜けた悟飯ではない。
セルゲーム終盤で見せた業火のような怒りと絶対零度のような冷徹さと言う矛盾を孕んだ圧倒的な殺意を感じさせる威圧感を放っていた悟飯だ。
あの時の悟飯を知るからこそ、今の悟飯の腑抜けぶりが許せない。
「どれ、少しつついてみるか」
悟飯の方角に気をほんの少し流すセル。
一方、マントの重さに四苦八苦しながら仕事をしていた悟飯は突如感じた様々な気が混じったこの星にいるはずがない忌々しい敵の気を感知して家を飛び出した。
「なっ!?悟飯!どこに行く気だ!?悟飯ーーーっ!!」
飛び出す直前、何かにぶつかって呼ばれた気がするが今は全速力で感じた気の方角に向かい、そしてセルと対峙した。
「セル!!」
「ようやく来たか孫悟飯…随分と懐かしい格好だな」
ピッコロのマントを纏い、紫の道着を着ている悟飯を見てセルゲームの時を思い出すセル。
あの時とは比べ物にならない程に腑抜けているが。
「何故お前が地球にいるんだ!」
「ふん、私がどこにいようが私の勝手だろう。そもそも私は人造人間ではあるが、地球人なのだぞ?ここにいても不思議ではあるまい?」
セルは様々な人間の細胞を
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