第82話
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光殺砲でね」
修行に没頭していても何だかんだで家族の危機に駆け付けた悟空の姿を幼い頃から見てきたので、もしそんな父親失格のことをやらかそうものなら一度徹底的に叩き潰して地獄に叩き落とすつもりだ。
本当にお仕置きにうってつけの技を教えてくれた物だ恋人の父親も師匠も、いくら感謝しても足りない。
まさか教えたベジータも父親失格の烙印を押され始めている悟飯への制裁に使われるかもしれないとは思わなかっただろうが。
「「そ、そうですか…」」
もしパンの危機にも動かなかったらの話だが、双子の弟を躊躇することなく殺すと断言した悟林に悟天とトランクスは顔を引き攣らせる。
そしてピッコロは無事にパンを誘拐(に見せた)し、パンと上手く示し合わせ、悟飯の覚醒を促そうとする。
しかし、仕事に没頭していてパンと遊ぶ機会もない悟飯が来てくれるのか不安そうにしていた。
「ひょっとしたら悟林伯母ちゃんが来るかも」
「お前の危機さえ悟林に任せるようなら俺が一度あいつを地獄行きにしてやる。俺は元神だからな、何時でもあいつにあの世を紹介してやる」
ピッコロは冗談ぽく…半分本気でそう言った。
姉と師匠の殺意の籠った言葉に悟飯は強烈な寒気を感じながらくしゃみをしていた。
「よし、私達もピッコロさんの気を頼りにレッドリボン軍の基地とやらに行きますか。行くよトランクス君!悟天!」
「はい!!」
「はーい、ねえねえ、姉ちゃん。今日頑張るんだから何かご褒美頂戴?」
「ふふん、夕飯はパオズヤモリの丸焼き丼特盛でどう?」
「イヤッホー!!流石姉ちゃん!話が分かるーっ!!」
甘辛いタレと絡んだ好物のパオズヤモリの丸焼きを特盛の白米の上に乗せて食べる丼は悟天にとって最高の御馳走だった。
修行も嫌なわけではないのだが、悟空や悟林のハードな修行に付き合うのだから何らかのご褒美が欲しいと言うのが正直な気持ちだ。
悟天が悟空達の修行に付き合えば美味しい手料理やお菓子を振る舞ってくれる悟林。
悟天が面倒臭がりながらもある程度修行を継続出来ているのは悟林のこういう気配りによるところが大きい。
「ご褒美か…」
「トランクス君も今晩どう?御馳走するよ」
「有り難く頂きます」
すっかり胃袋を掌握されてしまったトランクスは悟林の誘いに即答する。
「(でも、悟林さんは悟飯さんには厳しいけど悟天には甘いよな)悟林さんって、悟天の扱いが本当に上手いですよね…あいつの伸ばし方を良く分かってると言うか…」
双子の弟の悟飯に対しては恐ろしく厳しいが、悟天に対してはそれなりに甘い。
勿論、やり過ぎれば鉄拳制裁は免れないが。
「ん?期待してるんだよ、君達は一番若い超サイヤ人だからね、潜在
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