第82話
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なかったのだろう。
「神龍!ナメック星の最長老様のように、俺の潜在能力を目一杯引き出すことは出来るか?」
「…ええ、勿論。それが1つ目の願いですか?」
「ああ、そうだ。やってくれ」
そう答えると神龍は願いを叶えた。
ピッコロの潜在能力が解放され、今まで眠っていた力が凄まじい勢いで解き放たれた。
「こ…これは…!お、俺の力は…これ程まで…」
「少しおまけしておきました」
そう言うと神龍がピッコロの前に鏡を出現させ、大きく見た目が変わったわけではないが、今までとは違う自分がいることをピッコロは感じた。
「では後2つの願いをどうぞ」
「俺はもういい」
ピッコロは素っ気なく言うと悟林が挙手してきた。
「ねえ、ピッコロさん。私の願いを叶えてもらっても良い?」
「何?お前がか?」
「どうしても叶えたい願いがあるんだ」
ピッコロは素直に驚く。
基本的に悟林は自分のために願いを叶えるのは自分の超サイヤ人化以外は全くしてこなかった。
しかし、今まで地球や宇宙のために闘い続けたのだから個人的な願いくらい構わないだろう。
「ああ、構わない。お前の今までの功績を考えれば当然だろう。少なくともブルマのようにつまらない願いではないだろうしな」
「どういう意味よ!?」
「よーし、それじゃあ神龍!!トランクス君をパワーアップさせてーっ!!出来ればおまけ付きで!!」
「え?」
隣のトランクスはまさかの願いに目を見開き、次の瞬間トランクスの体が光り輝き、姿は今までとは変わらないが内包する力が今までとは段違いになっている。
「やった、パワーアップ成功」
「あのー、悟林さん…これって…」
「へへ、何時も私の我が儘に付き合ってくれてるご褒美だよ」
「そ、そう…でも何だろう…今までとは桁違いの何かを感じる…」
限界の天井が取り除かれたような感覚にトランクスは両手を開いたり閉じたりを繰り返す。
「良く分かんないけど良かったわねー、トランクス。それじゃあ最後に私の願いを…」
「トランクス君だけじゃ不公平だから悟天もトランクス君と同じくらいパワーアップしてーっ!!」
「ちょっ!?」
「はい、叶えた。おまけ付きでな、ではさらばだ!!」
無情にも神龍はこの場にいない悟天のパワーアップをすると消えてしまった。
「あ…」
「よしっ!これで完璧!」
「完璧じゃないわよーっ!私の願いは!?」
「トランクス君から聞いてるけどブルマさん、小皺取りとか下らないことに使ってるんでしょ?じゃあ良いじゃない」
「良くないわよっ!!これだから80歳まで若い化け物種族は!!地球人の美容事情が分からないのね全く!!」
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