第82話
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で上着が少し破けたから服を借りたんだけど」
「適当に済ませたのよこの子。見た目は良いのに勿体ない…ねえ、悟林ちゃん。この服とか」
「動きにくいから却下」
今の悟林は濃紺のタンクトップを着ていた。
ブルマが持ってくる服は動きにくそうな物ばかりなので遠慮したい。
「悟林ちゃんって私程じゃないにしろ美人なのに勿体ないわねー」
「母さん…悟林さんには悟林さんの好みがあるんだから無理強いは駄目でしょ」
服装の好みは人それぞれなのだから無理強いは駄目だろう。
幼少期の時は年相応の格好をしていたが、今では基本的に道着か作業着が当たり前になってしまい、スカートなどには抵抗があるらしい。
「それにしてもピッコロさんがカプセルコーポレーションに来るなんて珍しいね」
「ドラゴンボールを使わせてもらいたくてな。デンデによってアップグレードしたドラゴンボールで俺の潜在能力を引き出してもらう。」
「…何で?」
「話せば長くなるがな」
復活したレッドリボン軍。
人造人間・ガンマ1号と2号。
そしてセルを基にした怪物・セルマックス。
「へえ、面白そうじゃない。完成まで待ってようよ」
「どこまでもブレないわねあんたは!?」
「いいじゃないブルマさん。お父さんもベジータさんもいないんだし、私だけお楽しみだよ…ブロリーさんの時は私、風邪引いちゃってたからね…」
「そう言えば悟林さん。高熱出して倒れちゃったんだよね確か」
サイヤ人が如何に強靭な肉体を持とうと病には敵わないということが良く分かった瞬間であった。
取り敢えずセルマックスと闘いたい悟林は完成まで待ちたいらしい。
「とにかくドラゴンボールは使わせてもらう。何時までもお前に頼りっぱなしではお前の師として情けないからな」
以前悟空が言っていたことがある。
自分達がいなくなった後、残った者達に地球を守って欲しいと。
悟空もベジータも悟林も不死身ではないので、いずれこの世を去る時が来る。
それなのに3人がいなくなった瞬間に地球が終わるなど情けないにも程がある。
ナメック星人故に長命なピッコロは未来のことも見据えており、悟林もピッコロの気持ちに何となく気付いたのか何も言わなくなった。
「あ、そうだ」
「?」
何かを思い付いたのか手を叩く悟林にトランクスは不思議そうに見つめる。
「出でよ神龍、そして願いを叶えたまえ!」
ピッコロの言葉と同時に神龍が現れた。
「さあ、願いを言え。どんな願いも…あ、ピッコロ様…!?」
願いを何時ものように促そうとする神龍だったが、目の前にいるピッコロに驚く。
まさか自分を創造した先代の神が自分を呼び出すとは思いもし
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