第82話
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更に進化させた甲斐がない…私は貴様ら姉弟に復讐するために力を蓄え磨いてきた…だが、肝心の復讐対象の1人である貴様が腑抜けていては意味がない。さっさと消えるがいい。私の気が変わらんうちにな、貴様の娘は今では希少なサイヤ人だ。研究素材としては素晴らしい存在だろうな」
「…っ!パンッ!!」
セルの言葉にハッとなった悟飯は痛みに耐えながらも、複雑な心境でピッコロ達の気を感じる場所へと急いだ。
一方のピッコロは焦っていた。
パンと示し合わせて悟飯の覚醒を促そうとしたが、悟飯はいきなり家を飛び出してしまい、ここに来る気配がない。
ピッコロは悟飯とぶつかって気絶した男と共に基地に戻り、優れた視力でテラスにいるパンを見つめた。
落ち込んでいるパンの姿にピッコロは姿を現さない悟飯に苛立つ。
「(何をやっているんだあの馬鹿は…!)」
娘の危機にも駆けつけようとしない馬鹿弟子の地獄行きを決定しようとした元神。
仕方なくこれ以上パンをここに置いていけないこともあり、一瞬だけ気を高めた。
「合図だ!」
悟林が飛び立つとトランクスと悟天も同時に飛び立つと途中で悟飯と会った。
「あ、あれー?兄ちゃん?」
「ど、どうも、悟飯さん」
「おー、悟飯。随分と遅い出発だね」
「…姉さん、どうしてパンが拐われたことを僕に教えてくれなかったんです…?」
「…?(ピッコロさん、会えなかったのかな?)甘ったれるんじゃないよ。自分の娘でしょ、普段から腑抜けてるから気付くのが遅れるんだよ」
「………」
「どうせお前のことだからパンちゃんが誘拐されても私達が助けてくれるって言って動かないだろうなって思ったから言うだけ時間の無駄だと思って誰からも言われなかったんだよ。みんなからそう言う風に見られてるって自覚ないわけ?」
「あ、あの…そろそろ到着しますから喧嘩は止めましょうよ」
「そ、そうだよ!姉弟喧嘩しないでさあ!」
どことなく気まずい雰囲気の双子にトランクスと悟天が間に入って何とか沈める。
4人はレッドリボン軍基地に降り立った。
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