第82話
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持っているが生まれた星は地球なので人造人間ではあるものの、地球人ではある。
「それにしても孫悟飯、違和感に気付かないか?貴様の知る気の不自然さに?」
「…?ピッコロさん…姉さんにトランクス、悟天…それに…パン?」
沢山の小さな気の近くにある大きな気。
しかし、あそこには街も何もない。
そんな場所に師や姉達が気を抑え、しかも娘まで集まっていることに嫌な予感を覚える。
「レッドリボン軍の復活らしい。新たな人造人間まで現れてな」
「人造人間…!またドクター・ゲロか!?」
ドクター・ゲロが造った人造人間がまだ存在していたのかと思い、セルに問い詰める。
「ドクター・ゲロの孫、ドクター・ヘドが造り上げた2体の人造人間だ。あのピッコロが人造人間の片割れに良いようにやられていたぞ。あの様子ではもう一度闘うつもりのようだ」
「ピッコロさんが…!?」
ピッコロがやられていたことに驚く悟飯。
「気付かなかったのか?師が闘っていたことも…貴様の娘がレッドリボン軍に拐われたことも」
「っ!?パンが!?」
「レッドリボン軍はどうやら世界征服のために障害となる孫悟空達の抹殺を開始したらしい。この星に孫悟空とベジータの気は感じられないことから破壊神の星か…手始めにピッコロがターゲットにされたようだ。そして次は貴様だ…恐らく貴様の娘は貴様を誘き寄せるために拐ったのだろうな。恐らく孫悟林達は救出か殲滅に向かったか…他の連中が動いているのに気付かないとはどこまでも愚かだな孫悟飯よ、いや…それとも娘の危機に呼ばれないほどに周囲から失望されたか?」
「ーーーっ!!」
怒りを露にしながら潜在能力を解放する悟飯。
その怒りの矛先は自分を嘲笑うセルか?
自分の娘も関わっているのに自分には何も言わずに向かった仲間達か?
それとも、娘まで巻き込まれても呑気に仕事に打ち込んでいた自分にか。
「ふん、少しはマシな顔になったな…それでもガキの頃の貴様には到底及ばないがな」
「黙れーーーっ!!」
悟飯の拳がセルの顔面に迫る。
その瞬間にセルの全身が赤く染まり、更に赤いオーラを身に纏う。
そして最小限の動きで、僅かに顔を逸らすことでかわし、逆に悟飯の腹に強烈な膝蹴りを浴びせた。
「ご…っ!!」
あまりの威力に悟飯は受け身を取ることさえ出来ずに無様に仰向けに倒れた。
「私が力の大会から何もしないでいたと思っているのか?貴様も多少は腕を上げていたようだが、より進化した私のパワーには遠く及ばん」
モロとの闘いに備えて修行していた悟飯はその後も姉の軽い扱きもあり、その戦闘力は維持していたが、セルの戦闘力はそれを遥かに上回っていた。
「…これではブルーセルを
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