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まともに相手にしてもらえなくて・・ おまけにブスといわれて
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0分くらいかかる。タクシーには中途半端に近い。お母さんは2人姉弟で、3つ下の弟さんが実家の農業を継いで、結婚していて、確か私より4つ下の女の子と、また、2つ離れて男の子が居る。

「やぁ サダちゃん ようきんしゃった 姉貴も・・」と、日焼したお母さんの弟さんが声を掛けてきた。「田んぼの空いたところでモロコの養殖をやっとるでな、ちょっと行っとった」

「あっ おじさん お久しぶりです」

「おぉー 大きいなったな ワー 脚長いのー スラーとしとる ウチの子等と やっぱー 都会の子は、違うのー」

 確かに、おじさんのところの子供たちは、日焼けしてるんだけど、ぽっちゃり気味で、栄養満点なんだろうか、運動不足なんだろうか。

 一息ついたところで、おばあちゃんが

「サダちゃん お風呂で汗流しといで 浴衣を用意したんじゃ サダのを 着替えなさい」
 
 出てくると、おばぁちゃんが待ってくれていて、扇風機のある座敷に連れて行ってくれて、髪の毛を拭いてくれていた。

「サダちゃん すまんのー ワシがこんなじゃから・・あんたに、継がれてしもたんじゃな」

 おばぁちゃんも髪の毛がチリチリで今は、短くして坊主頭みたいにしている。やっぱり、小さい頃はみんなからからかわれたみたいだった。私が生まれて、まもなくして髪の毛がチリチリになりだして、おばぁちゃんは、そのことを気にしていたと、お母さんから聞いたことがあった。そして、詳しいことはわからないが、おばぁちゃんのあばぁちゃんは外国の人だったらしいのだ。

「おばぁちゃん ウチ そんなん気にしてへんでー お父さんも、フランス人形みたいで可愛いって言ってくれてるし・・」

「そう フランス人形ね 確かに 眼も大きくて お人形さんみたいね」

「ウチ おばぁちゃんの団子汁 食べたい」

「そうかぇ 覚えていてくれたんか じゃぁ 明日 アゴ 買ってきて、作るね」

 汗も収まったところで、紺地に菖蒲の絵柄の浴衣を着せてくれた。私、初めてだった。浴衣着たの!。髪の毛も普段は纏めているんだけど、久々に、横を少しだけリボンで結んだままだった。乾いてくると髪の毛がチリチリになってくるんだけど、だれにも、遠慮は要らなかったのだ。

 その夜は海のものが並んでいて、私の好きな白イカとかトリ貝なんかもいっぱいあった。そして、街の花火が中止になったからと、庭で色んな花火を・・もっとも、おじさんの子供たちを喜ばせるためだったんだろうけど・・。

 上の子の百合子ちゃんが、私に懐いてくれて、ずーと傍から離れなかった。やっぱり、白地に朝顔の絵柄の浴衣を着せてもらっていた。下の勇作君は、まだ、恥ずかしいのか、あんまり、寄ってこない。この前、会ったときは、まだ、小さかったから、一緒に遊んだ記憶が曖
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