第81話
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ポレーションは悪の…」
人造人間が何か言っているが気にせずに更に気を高めた。
「超ギャリック砲っ!!」
「っ!!」
次の瞬間、大爆発が起きる。
トランクスは爆風で吹き飛ばされそうになるが何とか堪えて悟林の元に向かう。
「悟林さん!大丈夫!?」
「うん…あっ!?しまった…あいつからメモリを抜き取れるように程よくバラバラにするはずだったのに力加減を間違えた」
地球を壊さないように地表でエネルギーを爆発させた超ギャリック砲は凄まじい破壊力で、これではあの人造人間は木っ端微塵だろう。
それを聞いたトランクスは表情を引き攣らせながら笑った。
「は、ははは…それにしても悟林さん。父さんのギャリック砲を使えるようになってたんだね…」
「あーうん、ベジータさんがサイヤ人王家に伝わる技だから覚えろって…どう?私のギャリック砲は?」
「す、凄かったよ…父さんも喜ぶ…いや、悔しがるかな?」
恐ろしい破壊力だったので、これを目の当たりにしたベジータは不機嫌になるのは間違いないだろう。
「でも、この技を教えてくれたってことは私達のことを認めてくれてるんじゃない?」
「え?…あ…」
あのベジータがサイヤ人王家に伝わる技を下級戦士一族の悟空の娘である悟林に教えたのだから多分そういうことなのだろう。
あのプライドが高く気難しい父親であるベジータにも自分達の関係を認めてもらえていることはトランクスにとって素直に嬉しかった。
良い雰囲気が流れているが、物陰に隠れながらこの場を離れる存在がいることに気付いていなかった。
そして地球から遥か遠くの宇宙で活動していたフリーザ軍。
その宇宙船の中でNo.2(と言うことになっている)のセルが異変に気付いた。
「む…」
「おや?どうしましたセルさん?」
セルの変化に気付いたフリーザが振り返る。
「孫悟林の気を感じる。どうやら地球にいるようだ…激しい気の高まりを感じる…トレーニングにしては気の変動が激しすぎる…奴にそこまでの力を出させる程の存在が地球にいるとは考えられんが…」
「ふむ…なるほど…少々興味深いですが、我々はここ一帯の星の制圧をしなければなりませんので止めておきましょう」
「では、フリーザ。私が地球に行ってきても構わんな?」
「は?」
「忘れたとは言わせんぞ。貴様がブロリーと言うサイヤ人を私に報せずに地球に向かったことはな」
かつてフリーザが三度目の地球の襲撃をした際にブロリーと言う超天才サイヤ人と共に向かったのだが、その時のセルは高重力の星に住む原住民の殲滅を行い、その環境を利用したトレーニングをしていたので地球でブロリーの戦闘を見る所か闘うことさえ出来なかった。
「
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