第81話
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なのだが、父親譲りの能天気さが悪い意味で引き継がれており、少しでも平和が続けばボケてしまうのでもう悟林は諦めて何も言わなくなった。
「う、うーん…悟飯さんがお兄ちゃんや未来の悟飯さんみたいになるのはあまり想像出来ないんだけど…」
自分も未来トランクスのようになれと言われたらかなり厳しいところがあるから偉そうには言えないが。
「だろうね。でも私はトランクスさんはお兄さんみたいで好きだけど異性としてはトランクス君の方が好きかな?」
未来トランクスは頼りになる兄のような存在だが、トランクスは悟林なりに大事にしているのだ。
「そっか…え?」
「さあて、遊ぶよトランクス君。次の乗り物に行こ」
「……初めて好きって言われた…」
次の乗り物に向かおうとしている悟林をトランクスは顔を真っ赤にしながら硬直していた。
しかし、即復活して悟林を追いかけて遊園地を周り、そしてやはりサイヤ人である悟林には食べ物の方が喜ばれた。
満足そうにしている悟林に、次のデートはフードテーマパークにしようと思ったトランクスである。
「よし、トランクス君。軽く運動に付き合ってよ!」
「うん、良いよ。でも手加減してよ?」
最近は学校生活もあり、修行にムラがあるトランクスは流石に通常状態でも悟林の相手は厳しい。
「大丈夫、軽くだから!かかっておいで!!」
遊園地を後にして人気のない小島に移動すると悟林とトランクスが一礼をした後に構える。
「はあああっ!!」
気を解放したトランクスが悟林にラッシュを繰り出す。
悟林はトランクスのラッシュに対して片手で捌く。
「うん、良いよトランクス君。その調子」
「(くそ、こっちは全力でやってるのに片手で防がれてる。そう言えば兄ちゃんも未来の悟林さんに修行つけてもらった時も簡単にあしらわれてたんだっけ?)」
時代は違ってもトランクスと悟林の力関係は変わらないと言うことなのだろうか?
「考え事とは余裕だね。それっ!!」
「うあっ!?」
悟林が隙だらけのトランクスの顎を蹴り上げて海に叩き落とした。
「ゲホッ!ゲホッ!」
海水を思い切り飲んでしまったトランクスは咳き込む。
「トランクス君、軽めとは言え真剣にやらないと駄目だよ?」
海から戻ってきたトランクスに悟林はタオルを差し出しながら注意する。
「ご、ごめん…」
渡されたタオルを受け取り、それで顔を拭く。
「素直でよろしい。それじゃあもう一度……」
悟林が再び組手をしようとした時である。
空から無数のビームが降り注ぎ、悟林とトランクスに直撃した。
「ふむ…悪の秘密組織のボスクラスの人間だから不本意ながら遠距離狙撃をしたが、この
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