第81話
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ジータと悟林が強くても出来ないことはある!せめて自分の身と家族は自分が守れ!!そんな様だからパンからも情けないだの弱そうだのと思われるんだぞ!!」
伯母である悟林と姉弟喧嘩をしてぶっ飛ばされている姿を見ていたパンにとって悟飯は優しいが格好悪い父親と言う評価である。
「え!?パ、パンが…す、すみません…」
まさか可愛い愛娘からそんな風に思われていたとは思っていなかったのか相当ショックを受けていた。
「今日は代わりに行ってやる。だがその代わりに…」
「え?うわっ!?」
ピッコロが手を悟飯に向けると悟飯のボロボロの服が変わり、代わりにピッコロのマント付きの道着になったのだが、マントの重量が尋常ではなく、気を抜いていたとは言え悟飯が簡単に膝を着く程であった。
「道着を着るのも久しぶりだろう?」
「た、確かにそうですけど…何ですかこの重さは…!?」
「特別製だ…今日1日、そのマントを脱がずに過ごせ。」
「え、ええ!?そんな…こんな重いマントを着けて仕事なんて…」
「良いことを教えてやろう。悟空と悟林はそれよりも重い服を着て仕事をしている。あまり動かないお前と動くあいつらとではどちらがキツいだろうな?少しでも気を抜けば家が壊れるぞ」
ピッコロが去り、悟飯は舞空術で体の重さを調節しながらノロノロと自宅に戻っていった。
「お、重すぎて集中出来ない…脱ごうにも重すぎて…このままやるしかないのかなぁ…」
悟飯の情けない声が妙に響いた。
一方、悟林はトランクスと合流して謝罪していた。
「本っ当にごめん!!」
「いや、別に良いよ悟林さん。そんなに待ってないし…って言うか数分くらいちょっとした誤差くらいだよ誤差」
トランクスは申し訳なさそうに謝罪する悟林に苦笑する。
今のトランクスの背丈は初めて未来トランクスが過去にやってきた時と同じくらいになっていた。
「本当にごめんねトランクス君。せっかく誘ってくれたのに…」
「それにしても悟林さんが少しでも遅れるなんて珍しいね?何時も時間は守るのに」
「パンちゃんのお迎えさえ出来ないうちの馬鹿弟の教育に力を注ぎ過ぎてね」
「あ、そういうこと…でも仕方ないんじゃないかな?母さんもそうだけど、ああいう人達って一度夢中になると周りが見えなくなるし」
一応科学者であるブルマを母として持つトランクスは、こういう人種には良くあることなのだと理解している。
「うーん、そう言うもんかな?」
「悟林さんも修行に熱が入ると時間忘れてやっちゃうでしょ?それと同じだよ…まあ、最近の悟飯さんは少し頼り過ぎだと思うけど」
流石にパンのお迎えすら、他人任せなのはどうかと言うのはトランクスも思ったようだ。
「…
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