SUPER HERO編
第80話
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くらいは悟飯も知っているはずだが、それ以前に悟飯の自宅と幼稚園の距離など悟飯が全力疾走すれば短時間で到着出来るはずだ。
『え?でもレポートがいいとこで…それに姉さんなら僕よりもっと早く着くでしょ?』
「お前は娘と仕事のどっちが大切なんだよ!?…今からお前の家に行く」
『え?』
「お前のその腑抜けた根性を私が叩き直してやる。お姉ちゃん直々の修行だよ。有り難く思うんだね、馬鹿モヤシ悟飯ちゃん?」
指の関節を鳴らしながら言うと悟飯の声が慌て始める。
『あ、あの!姉さんはトランクスとデートがあるんでしょ!?は、初めてのデートで遅刻は駄目なんじゃないかな!?』
「安心しなさい。お前の教育をして来たって言えば大丈夫だから…トランクス君も分かってくれるよ。だから安心してぶっ飛ばされなさい」
通話を切ると上機嫌なチチに声をかける。
「お母さん、私はトランクス君のとこに行く前にちょっと悟飯ちゃんを半殺しにしてくるから」
「おー、気をつけて行くだぞー」
娘の初デートの件で上機嫌で鼻歌を歌っていたチチは出掛ける直前の娘の物騒な発言を聞き逃していた。
数十秒後。
「ま、待って姉さん!話せば分かるから!冷静に話し合おう!!と言うかそれ、トランクスさんの着ていた奴だよね?懐かしいなぁ…」
「私は至って冷静だよ。この愚弟…私は服装のセンスに自信ないからね…と言うか話を逸らすな!そもそもデート控えてる姉に娘のお迎え任せる普通!?」
「姉さんはパンとトランクスのどっちが大事なんだ!?」
「…そりゃあ、これから一緒になるかもしれないトランクス君を優先したいかな…私は確かにパンちゃんの伯母だけど、必要以上に関わる気はないよ。お前は父親なんだからちゃんと父親をしなさい!!私達がパンちゃんくらいの時はお父さんは修行しながらちゃんと面倒見てたでしょ!!」
悟飯の自宅で鈍い音が何度も響き渡るのであった。
「うわああああっ!!」
「くたばれ愚弟!!魔閃光ーーーっ!!」
地面に叩き付けた悟飯に気功波を直撃させると悟飯はかつて栽培マンの自爆でやられたヤムチャのポーズで倒れていた。
「しばらくそこで反省してなさい」
悟林は悟飯を呆れたように見下ろしながらこの場を後にし、少し時間を戻して、場所は険しい岩山のただ中にある湖でピッコロが悟飯の娘であるパンに稽古をつけていた。
「だあーっ!!」
「っ!」
腕を組んだまま放ったピッコロの蹴りをかわしたパンが飛び蹴りを放つ。
やはり悟飯の娘だけあって筋は良く、ピッコロが稽古前にハンデとして取り入れていた両手は使わないと言うのを破ることになった。
攻撃を受け流されたパンは吹っ飛ばされて近くの岩に突っ込む。
立ち
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