第三十五話 合コンに着る服その八
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「私らしいかもね」
「似合ってるわよ」
「でしょ?ただミニスカはね」
「穿かなかったの」
「何か露骨かもって思ってね」
それでというのだ。
「合コンで着るには」
「そういえばミニスカの娘いないわね」
一華は五人のファッションをざっとチェックして言った。
「今は」
「何か一華普段と違う感じよ」
留奈は水色のロングのワンピースの彼女を見て話した。
「そんな服着たことなかったでしょ」
「親戚から貰った服でずっと着てなかったの」
「それで今回なの」
「冒険して着てみたの」
「そうだったのね」
「似合う?」
膝までのタイトスカートに白いブラウス姿の留奈に問うた。
「ワンピース」
「そんなものじゃないの?」
これが留奈の返答だった。
「似合ってるって言ったらね」
「似合ってる?」
「夏って感じがするわ」
こうも言うのだった。
「何かね」
「そうなの」
「悪いかっていうとね」
「悪くないのね」
「むしろいいわよ」
「そうなの」
「今言ったけれど夏らしくて」
留奈はさらに話した。
「かな恵らしくてね」
「いいのね」
「うん、ただ胸がね」
留奈はかな恵の豊かな胸をじっと見てこうも言った。
「普段以上に目立つのがね」
「えっ、目立ってる?」
「薄着で結構胸元広いから」
そうした服だからだというのだ。
「普段以上にね」
「そうなの」
「そこが気になるわ」
「まあ胸のこと言っても仕方ないけどね」
赤い膝までのスラックスと青のフリルが多く着いたブラウス姿の理虹も言ってきた、そのファッションは派手と言えば派手なものだ。
「人それぞれだし」
「そうけれどね」
留奈は理虹に同意して述べた。
「人の外見のことはね」
「言ってもね」
「どうしようもないわよ」
「そうでしょ、だからね」
それでとだ、理虹はさらに言った。
「かな恵の胸もね」
「気にしないことね」
「そうよ、そう言うあんただってね」
理虹は留奈の胸を見て話した。
「最近結構大きくなってきてるわよ」
「そうかしら」
「ええ、富美子位にね」
「そうなのね」
「だからいいのよ、ちなみに私はお尻にね」
胸ではなくそちらにというのだ。
「最近結構関心いってるの」
「お尻なの」
「アイドルのグラビアでもでしょ」
そちらでもというのだ。
「胸だけでなくね」
「お尻もなの」
「注目されてるのね」
「そうよ、アニメや漫画でもね」
創作の世界でもというのだ。
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