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イベリス
第六十七話 運動についてその一
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                第六十七話  運動について
 咲は愛と共にプールから上がると軽食のコーナー先程二人がアイスを食べた時に見たそこに赴いた。
 そしてそこで二人で何を食べようかと話したが。
 愛は焼きそばの店を見て咲に話した。
「焼きそばにしない?」
「焼きそばね」
「こうしたところだと定番よね」
「そうね、海の家とかね」
 咲もそれはと頷いた、二人共サングラスをかけて男除けもしている。
「そうしたところだとね」
「焼きそばってよく食べるでしょ」
「何でか滅茶苦茶美味しいのよね」
「海とかで食べるとね」
「日差しの下で水着姿で食べると」
「身体動かした後でもあるしね」
「美味しいわね、だからなのね」
 愛に対して言った。
「ここは」
「そう、焼きそばにしない?」
「そうね」
 咲は愛の言葉に頷いた、そしてだった。
 そのうえでだ、二人で焼きそばソースのそれを注文してだった。
 二人で二人用の席に向かい合って食べはじめた、咲は一口食べて言った。
「滅茶苦茶美味しいわ」
「そうよね」
 愛も一口食べて応えた。
「驚く位にね」
「海で食べたら潮が利いてるけれど」
「プールはプールでね」
「やっぱり日差し強いし」
「それに屋内の空気がね」
「何かハウスみたいで」
 植物園等のというのだ。
「独特の肌の感触があって」
「空気のね」
「それがね」
「いい調味料になってるわね」
「それ抜きでも美味しい焼きそばだしね」 
 そうしたことを抜きにしてもというのだ。
「いけるわね」
「かなりね、あとこの味付けは」
 愛は焼きそばの味についても話した。
「やっぱり八条グループね」
「それどういう意味?」
「八条グループって本拠地関西でしょ」
「神戸よね」
「焼きそばって元々関西じゃない」
 愛は焼きそばをそうした食べものとみなして話した。
「そうでしょ」
「そうだったの」
 だが咲は知らないという返事であった、顔にもそれが出ていた。
「焼きそばって」
「私はそう聞いたけれど」
「じゃあお好み焼きやたこ焼きと一緒?」
「串カツもそうね」
「そうしたのと一緒なの」
「そうみたいよ、だからね」
 愛はスナックコーナーを見つつ愛にさらに話した。
「このプールもスナックコーナーにお好み焼きやたこ焼きがあるのよ」
「親会社が関西の企業だから」
「それでお好み焼きといっても大阪風で」
 こちらでというのだ。
「広島のは広島焼きってなってるのよ」
「そこ一緒じゃないのね」
「あっちじゃそうみたいよ」
「関西だと」
「広島のは広島焼きでね」
 それでというのだ。
「関西のがお好み焼きなのよ」
「そここだわりがあるのね」
「広島じゃ逆になるから」

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