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まともに相手にしてもらえなくて・・ おまけにブスといわれて
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日曜日、私が夏のTシャツを買おうと思ってショッピングセンターに出掛けたら、知らない間に数人の3年の仲間が寄ってきていた。
「なんなんですかー 知らない間にー なんでー」
「あぁー サダ姉さんを見かけたからー なんなんだろうなって」
「・・・ あのー シャツを買いにきただけですから」
「でも いいじゃん 一緒しても・・ だれかに、絡まれたりしたら・・」
「あのー そんな 心配してもらわなくても、大丈夫ですから」
「じゃま?」
「うぅーん そんなことないけど・・」
最近、気がついたんだけど、私が外に出ると、いつも誰かが居る。悪い意味で見張られているみたいだった。
外に出て、帰る時、あの時の殿山覚にばったり出くわした。あいつは、しばらく私を見つめてたが、私も、負けずとしっかり見返していた。
「おぉ 会いたかったんだよ お前にな」
「なんなんだよ 文句あんのかー 仕返しか?」
「相変わらず 威勢がいいのー そんなんじゃぁない 少し、話せるか?」
私は、周りのみんなに「一人でいいよ みんな 帰って」と、殿山覚にバス停傍のベンチを指さした。
「なによー 話って?」
「そんなに 眼むくなよー 怖いから・・」
「そ そんなの 生まれつきよ そんなこと 言われる筋合いはないわー 絡んできてんのかー?」
「いや 正直言うと あれから 俺は お前のことが忘れられなくなった 度胸がいいし、はっきり ものを言うところ」
「お前 何言ってん? バッカじゃない? からかうなよー」
「いや 真面目な話だ お前のことが頭から離れなくなった あれから、俺 喧嘩してボコボコにされてな 怪我で入院して、あげく、留年になったんだ でも、入院中 ずーとお前のこと 考えていた なんだか可愛く思えてきた もう一度、ゆっくり話してみたいなって」
「だからー バッカじゃないの 頭 打っておかしくなったんか? こんなブス女に・・」
私は、男の子から初めて可愛いと言われて、戸惑っていた。
「そんなんじゃぁないってー 真面目に聞いてくれよー 十和子のことは諦めた お前 ・・ 付き合ってくれ」
「そんななー あっちがダメだからコッチって いい加減なんだよ そんなことしたら十和姉さんに叱られる」
「ちがう お前みたいに、自分を犠牲にしてまで仲間を助けるって・・いい奴なんだと思ったんだ 俺には、理想の女なんだ 可愛いんだ」
声が大きくて、おそらく、遠巻きに私達のことを見ている仲間にも聞こえてしまっているんだろう。私は、気にしながら
「あのさー 大きな声出さないでよー 周りに聞こえるからー あのね どうしたらいいの? 私・・」
「そのままで いいん
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