第六百七十話 戦い終わって日が暮れてその五
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「そうしたところに入って」
「酒抜くか」
「二日酔い解消だね」
「そうするよ」
言いつつその元凶を飲む。
「だから今はね」
「どんどん飲むか」
「焼肉食べながら」
「あとキムチも食べて」
「ああ、それもあるな」
「お野菜もね」
「お肉を食べるだけじゃなくて」
それに加えてというのだ。
「こうしてね」
「野菜も一緒に食うといいんだな」
「口直しになるんだね」
「そうだよ、しかもキムチは辛いからね」
青唐辛子を使ってコバルトブルー系の色のそれを食べつつ言う。
「その辛さが食欲をそそって」
「余計に食える」
「そうなんだね」
「そうなんだ、それで焼肉とキムチの後はね」
野上君はそこから先の話もした。
「冷麺食べて」
「デザートだな」
「〆もあるね」
「麺類は別腹って言うからね」
「そこデザートだろ」
「そうじゃないの?」
「韓国じゃそうも言うんだ」
他ならぬ焼肉のその国ではというのだ。
「だからだよ」
「冷麺も食うか」
「そうするんだね」
「焼肉もキムチも食って」
「冷麺も食べて」
「そしてね」
そこまで食べてというのだ。
「もう一つの別腹だよ」
「デザートだな」
「それも食べるんだね」
「そうだよ、そこまで食べてね」
そうしてというのだ。
「飲み続けるよ」
「そうなんだね、ただ野上君ビールを飲んでるけれど」
タロは肉焼いた後時間を置いて冷やして食べやすくしたそれを食べつつ言った、ライゾウも冷やして食べている。
「他のお酒は飲まないのかな」
「今日はだね」
「どうなのかな」
「今日は今のところはね」
「ビールだけなんだ」
「これ一本でいくよ」
タロに対して答えた。
「もうね」
「そうなんだね」
「うん、ただ気が向いたらね」
「他のお酒も飲むんだ」
「マッコリとかね」
例えとしてこの酒を出した。
「飲むつもりだよ」
「マッコリだね」
「焼肉にはこっちも合うからね」
「博士ともそうしたお話もしてたね」
「焼肉のタレもキムチも辛いけれど」
それでもというのだ。
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