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まともに相手にしてもらえなくて・・ おまけにブスといわれて
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3年生の卒業式の日、私は、茜さんに呼びだされて
「サダ これ持っていなさい いざという時に使うのよ」と、指輪を渡された。
「なんですか これ! ギザギザ」
「だから イザって時よ 身を守る時 これを付けて相手に・・」
「それって 喧嘩の時? やだ そんなのウチ出来ない」
「あのね リーダーには覚悟しなきゃぁないない時あるのよ そんなことない方が良いけどね だから イザって時 わかったぁー? いつも持っておくのよ」
「茜さん・・」
そして、新学期を迎えて、1と月程経った頃、十和姉ちゃんと仲のいい有里子姉ちゃんが、帰ろうとしている私を呼びにきたみたいで
「サダ姉さん 十和がね 男の子に囲まれてるんだ 絡まれて・・」
「・・ なんでー そんなのに ウチが・・」と、言いながら校舎の間の庭に向かった。3人の男の子に囲まれて・・
「サダ姉さん ・・・ いいんだよ こいつら 訳わかんなく絡んできているんだから」と、十和姉ちゃんが私を見て言っていたけど
「なんが 訳わかんないだよ こいつが真面目に付き合ってくれって告白してんのに 鼻であしらいやがって 何様だよー 俺の時もカンニングを先生にチクリやがって お前の根性叩き直してやるんだよ 土下座してあやまれってんだよ」
「だからー ウチは丁寧にゴメンナサイって言ってんだよ なんも あしらうつもりなんかないよって さっきから言ってるんじゃん 男の子とは付き合う気無いって」
「だけど こいつは みんなの前で 笑いものになったってー ずーとお前のこと好きだったんだぞー やっと 決心したのに」
「それは だけど・・ ちゃんと ゴメンナサイしたじゃぁない」
「その言い方が悪いんだよ みんなの前で 恥をかくような 大きな声で・・」と、十和姉ちゃんの胸元のリボンを掴んでいった。
「お前 今まで 茜の傘の下に居たけどな もう 茜も居ないんだから 気負い張るのもええかげんにしろよな 澄ました顔しやがってー とにかく 土下座でもして謝れ でないと・・」
「でないと どうなるんだよ ええ加減にしろよー お前等 チマチマと情けないことで・・ 男らしくないぞ そんなんだから十和姉も嫌になるんだよ お前等 もっと 恰好いいんだから スカーッとしろよ なんも 十和姉は悪いことしてないじゃん はっきりしなきゃなんないことを言ってるだけやろー 男ならしっかりしろ!」
「なっ なんなんだ お前」
「ウチは 十和姉の親友だ! 十和姉の気持ちは純粋なんだよ お前等が真正面から付き合うのなら 大歓迎すると思うよ だけど、最初から1体1で付き合うのはなー それが嫌なら ウチがなんぼでも付き合ってやるぞー そのかわり喰いつくしてやるけどなー ウチ等の仲間
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