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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第94話 対決!一龍VSサーゼクス!D×G連合結成!!
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「……お主、穏やかな性格かと思っとったが意外と好戦好きなのか?」
「普段は違いますよ。でもこれまで生きてきた中でようやく本気を出せそうな相手と環境が現れたんですよ?試してみたいと思うのはおかしいことですか?」
「いいじゃろう、やろうか」


 一龍さんも笑みを浮かべると立ち上がりました。グレイフィア様は止めようとしましたがサーゼクス様にしては珍しく譲りませんでした。


 一龍さんとサーゼクス様以外の人たちが困惑する中、二人の模擬戦がされることが決定しました。



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 現在私達は飛行船に乗って空の上に来ています。というのもサーゼクス様が本気を出したら本人の意思に関係なく周囲を滅ぼしてしまうかららしいです。


 そして一龍さんは相も変わらず羽根もないのに空中に浮かんでいます。


「イッセー先輩はどっちが勝つと思いますか?」
「まあ親父だろうけどサーゼクスさんの本気も気になるな。超越者と言われる彼の実力……どこまで親父に通用するのか見せてもらうぜ」


 いずれ一龍さんに勝ちたいと思っているイッセー先輩はこの試合を真剣に見ています。他の方々も無言になって二人を見続けていました。


「今回はお主からの挑戦じゃ。先に攻撃して構わんよ」
「……では本気で行かせてもらいます」


 サーゼクス様はそう言うと自身の体に滅びの魔力を纏わせていきました。するとまるでブラックホールのような漆黒の姿になってしまいました。


「あれがサーゼクスの本気か……!」
「もはや滅びの魔力そのもの……言葉では聞いていましたが実際に見ると恐ろしい物です……!」


 アザゼルさんとミカエルさんの言葉通り今のサーゼクス様は阿修羅タイガーやキングレントラーより恐ろしく見えます。


「……いきます」


 サーゼクス様はそう言うと一瞬で一龍さんに近づいてパンチを放ちました。一龍さんはそれを軽く避けます。


「親父が避けた!?」
「私の時は普通に利かなかったけど流石にお兄様のは一龍さんでも受けられないのかもしれないわね」


 イッセー先輩は一龍さんが攻撃を回避したことに驚きました。その後も全ての攻撃をよけ続けています。リアス部長も自分の時は効果が無かったけど魔王様なら避けないと危ないと思ったんじゃないかと話します。


 その後もサーゼクス様は一龍さんにパンチやキックのラッシュを放ちますが一龍さんは水のように回避していきます。


「触れただけでアウトか……グルメ界の猛者たちを思い出すわい」


 一龍さんはそう言って大きく離れると大量の箸を生み出してサーゼクス様を捕獲しようとします。


「移り箸」

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