第八話 絞首台のかささぎその一
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「何かそれって」
「それって?」
「カップルみたいね」
そうしたことにいささか疎い為にだ。雅はだ。
少し戸惑う感じになってだ。それで雪子にこう言ったのだった。
「それじゃあ」
「本人達は否定してるけれどね」
「そうなの。じゃあ若しかして」
疎くてもそれでもだ。雅も完全に駄目という訳でもない。
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