第六十六話 感染症の怖さその五
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「役立ってね」
「それでなのね」
「ナンパ避けにもなるから」
「かけるといいのね」
「そうしてね」
「それじゃあね」
愛に応えてだった、咲もかけた。そのうえで愛に話した。
「これでいいのね」
「いいわ、もうこれでね」
「殆どの人がなのね」
「声かけないわ、あとね」
「あと?」
「軽く断って下がる人ならいいけれど」
例えナンパされてもというのだ。
「しつこかったり裏がありそうだったり」
「裏ね」
「騙して何かするとか」
「そうした人にはなのね」
「もう危ないって思ったら」
その時はとだ、愛は咲と共にゆっくりと泳ぎながら話した。
「警察呼ぶといいのよ」
「持ってるスマホで?」
「そうしたらいいのよ」
「そうしたらいいのね」
「もう本当にやばい人だと」
犯罪に関わっているという意味でというのだ。
「それで逃げるから」
「そうなのね」
「だからね」
「本当に危ない人だと思ったら」
「警察呼べばいいのよ」
「その場でスマホ出して」
「ここだとスタッフの人を呼べばいいのよ」
愛は今度は今ここにいる時のことも話した。
「そうしたらね」
「スタッフの人が来てくれて」
「そこから警察に話がいくからね」
「やっぱり警察ね」
「日本の警察は優秀だから」
だからだというのだ。
「頼りにしていいわよ」
「少なくともその辺りの人よりずっとよね」
「そう、ちゃんとした組織で法律も後ろにあるから」
「頼りにしていいのね」
「民事不介入とか言われても」
中には通報してもそう言って動こうとしない警察官や警察署も存在している、そして手遅れになってしまうのだ。
「危ない人はそう聞いたらね」
「逃げるのね」
「そうなるから」
それでというのだ。
「通報したらいいのよ」
「そうなのね」
「そう、ナンパもしつこいとね」
「本当に危ない人思ったら」
「警察よ」
「わかったわ、そうするわね」
咲もそれでと頷いた。
「困ったら警察ね」
「そうよ、何しろ問題を解決してもらってもね」
警察という組織にというのだ。
「それがお仕事だから見返りなんてね」
「言ってこないわね」
「そうよ、もうお給料は貰ってるから」
「公務員だからね」
「国民の税金から出ているから」
その給料はというのだ。
「だからね」
「もうなのね」
「見返りも求めて来ないし」
「お礼とか言って」
「賄賂を求めたら汚職だしね」
「普通はしないわね」
「日本の公務員は清潔だから」
世界的に言ってそう言っていい部類である、これは警官だけに留まらない。一時期よく言われたキャリア官僚達にしてもだ。
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