第七話 老婆の肖像その十六
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させて頂きます」
「そしてそのうえで悪の裁きをね」
「神に代わり行いましょう」
「これは法皇庁が神に与えられた務めでもある」
バチカンの存在と務めの根拠がだ。ここで述べられた。
「だからこそね。僕もね」
「務めを果たされますか」
「神の定められたことなら」
それならばだというのだ。
「必ずね」
「そうですね。だからこそ」
「共に働こう」
「わかりました」
こう言葉を交えさせてだ。そのうえでだった。
十字も神父もそれぞれ動くのだった。神父も教会を留守にする様になった。一つ一つだが確実にだ。十字はその時に向かっていた。彼がその務めを果たす時に。
第七話 完
2012・2・27
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